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白内障の予防・入院・治療について

白内障の治療

日帰りや一泊での手術も可能に

白内障 イメージ

白内障は、人の眼の中の水晶体と言われる部分がにごってきて、物がかすんだり、だぶって見えたりする病気です。最も多いのは加齢に伴って発症する加齢白内障で、老化現象の一種と考えられています。

いったん濁った水晶体は目薬や飲み薬ではもとの状態に戻すことはできません。ただ、白内障が進行すると視力が落ちてくるようになるため、適切な治療をする必要があります。では、薬で治すことができない白内障の治療はどのように行われるのでしょうか。

最も一般的な治療法は、手術です。濁っている水晶体を外科的な手術で取り除き、除去した水晶体の代わりに、眼内レンズと言われる〝人工の水晶体〟を入れるのです。眼球を切開するということで、ものすごく怖い手術をイメージする人も少なくないかも知れません。ですが、点眼による麻酔などで痛みは最小限に抑えられるうえ、手術の時間も10~30分ぐらいです。近年は日帰りや一泊での手術も多くなってきました。

白内障の患者は、高齢化社会の本格到来で増加傾向にあり、現在は年間100万件程度の手術が行われています。日本で行われている手術の中で、最も件数が多いのが白内障の手術なのです。では、白内障の手術は具体的にどのように行われるのでしょうか。

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水晶体を取り除き眼内レンズを挿入

広く行われているのは「超音波乳化吸引術(ちょうおんぱにゅうかきゅういんじゅつ)」と呼ばれる手術方法です。

この手術法では、眼内を約3ミリ切開して、棒状の器具を挿入し、水晶体の中心の核を超音波で砕いて吸い取ります。その後、残した水晶体の薄い膜(水晶体囊)の中に、人工的に作った眼内レンズを埋め込みます。以前は、白内障の手術は水晶体全体を取り出すことが普通だったため、角膜を大きく切り開く必要がありました。ですが、超音波で水晶体の核を砕いて吸い取り、眼内レンズを挿入する方法が開発されたことで、白内障の手術は大きく進化しました。

白内障の手術は、多くの患者にとって視力を回復させることができる比較的安全な治療法になっていますが、手術後に感染症などの合併症を起こすことも皆無ではありません。また、眼内レンズを挿入するために残した水晶体囊の後ろの部分が術後数年でにごってきて、再び治療が必要になることもあります。

白内障の手術に関しては、こうした合併症や術後の再治療の可能性などについて、眼科医から事前に良く説明を受けておくことが大切です。

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