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糖尿病の入院・医療・治療費用について

糖尿病の費用・お金

症状の進行に伴って治療費の負担増す

糖尿病は早期発見、早期治療が大切です。症状が進行するのに伴って患者の治療費の負担は重くなるからです。たとえば、食事療法と運動療法だけであれば、治療費は特定疾病療養管理費や検査料などの負担で済みます。(3割の自己負担で月間3000~4000円程度)

糖尿病 注射針 イメージ

しかし、食事と運動だけで血糖値が改善せず、薬物療法、あるいはインスリン療法を行うと、それだけ治療費が加算されてい きます。

医薬品メーカーの日本イーライリリー社が2012年に糖尿病患者を対象に実施した調査では、「2型糖尿病で、経口血糖降下薬だけを利用している患者」の月間の治療費(自己負担額)は、5000円以下が全体の47.5%占めましたが、5001円~1万円は45.5%に上りました。

一方、「インスリン治療をしている1型・2型の患者」は、約57%の人が毎月1万円以上を負担していることが分かりました。同社が2013年に「インスリン療法中の患者」を対象に実施した調査でも、70%以上の人が月間1万円以上の治療費がかかっている実態が浮き彫りになっています。

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治療費の軽減のためにはインスリン療法の前に症状の改善を

インスリン療法は在宅で注射を打つことが可能ですが、その場合は「在宅自己注射指導管理料」として毎月8200円(このうち約3割分が自己負担)をずっと払い続けなくてはなりません。もちろん薬剤料や注射針、検査料などの費用もかかります。2型糖尿病の場合は、インスリン療法が必要になる前に、いかに症状を改善するかが治療費を軽減するポイントと言えそうです。

またインスリンは製剤によって価格に違いがあります。日本イーライリリーの2013年の調査では、約7割の患者がインスリン製剤の薬価の違いを「知らない」という結果が出ています。インスリンによる治療費の負担が重いと感じる人は、同等の効果を得られて、もっと安価な製剤がないかを医師に聞いてみても良いでしょう。

糖尿病の治療は、合併症を発症しないようにするのが大きな狙いです。しかし、定期的な検査などをしておらず、合併症を起こして初めて糖尿病に気がつく人もいます。重症化すれば、もちろん入院治療が必要なケースもあります。

厚生労働省の「平成23年患者調査」によると、糖尿病患者の平均の入院日数は36.1日という結果が出ており、症状が悪化して入院すると、入院日数が意外に長期間に及ぶことが分かります。

「入院」と言うことでは、軽症の患者でも、糖尿病に対する理解を深めて正しい治療方法を身につけることを目的に「教育入院」する場合もあります。医療機関によっても入院費用は異なりますが、2週間の教育入院の場合、3割の自己負担額で10万円前後としているところが多いようです。

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