04.がんになったら

がんはやっぱりお金がかかる?

がんは、日本人の2人に1人が発症すると言われる*身近で怖い病気。高額になりがちな医療費も心配ですよね。がん治療に果たしていくらかかっているのか、平均やモデルケースでご覧ください。

*(財)がん研究振興財団「がんの統計2009年版」より

がん治療で戻ってくるお金とは? モデルケース:高額療養費制度で22万円

ある月の自己負担が限度額(年齢・収入によって異なる)以上になったら、超えた分のお金が戻ってくる心強い制度。それが、「高額療養費制度」。がんは、手術や抗がん剤治療で医療費が高額になりがち。適用できるケースが多いので、利用イメージを詳しくご紹介します。

Aさん 50歳 女性 乳がん 世帯月収60万円 月別の総医療費と自己負担額の推移

世帯収入と年齢から、Aさんの1ヶ月の自己負担限上限は15万円(総医療費は50万円)。表の青い月に高額療養制度が適用され、自己負担がすべて15万円になります。
また、高額療養制度を12ヶ月間に4回以上を利用すると、1年目の7ヶ月上限が引き下がります(このケースでは83,400円総医療費27.7万円)。表の赤い月にも高額療養制度が適用され、自己負担は一律に。その結果、5年間で総医療費では約700万円、3割負担で計算すると自己負担は約210万円が、約188万円まで減っています。

※がん治療.com より

がん治療で注目される「先進医療」は全額自己負担 平均:重粒子線治療なら310万円程度

「重粒子線治療」や「陽子線治療」という言葉を耳にしたことがありますか? “がんを切らずに治す”と注目されている新しい医療技術です。一般の保険診療の水準を超えた最新の技術です。
先進医療の技術料には健康保険がきかないため、全額自己負担。高額療養費制度も利用できません。

先進医療を利用した場合の自己負担例と主な先進医療と技術料の目安(平成21年8月調べ)

がん予防・早期発見のお値段とは?

医療が進歩した今、がんは回復が見込める病気です。そのためにも早期発見がとても重要。気になるがん検診の費用を見てみましょう。子宮頸がんを予防する注目のワクチンもご紹介します。

がん検診にかかるお金は? 平均:胃や肺を診る人間ドックは4万円~

がん治療の最大のポイントは、何と言っても早期発見。治る確率が高まるのはもちろん、入院や治療の期間短縮も望めます。
乳がん検診として一般的な超音波(エコー)は、数千円で受けることができます。
胃がんや肺がんを広範囲にカバーする人間ドックは、4万円~がひとつの目安といえそうです。

超音波(エコー)検査費用例と人間ドッグ費用例

*情報参照元:人間ドックのここカラダ*

「予防可能ながん」のワクチン? 平均:4万円前後の予想

国内で年間およそ3,500人の命を奪っている子宮頸がん。若い世代にも広まるこの病気、実は「予防可能ながん」とも言われているんです。この度、日本でも子宮頸がんの予防ワクチンが承認され、2010年から接種が開始される予定です。
気になる治療費は、諸外国の状況をみると3回分で5万円前後。日本ではやや価格を抑えて、総医療費が4万円前後になる可能性が高いとみられています。なお、通常日本では予防医療は保険対象外となるため、全額自己負担が予想されます。

※参考 がん治療費.com

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