その他損害保険商品「旅行傷害保険」

旅行傷害保険ってどんな保険?

旅行に出かけるときには、お守り代わりに加入しておきたいのが旅行傷害保険。その中身と上手な入り方を知っておきましょう。

旅行中のケガ・事故や盗難に備える保険です

旅行、特に海外旅行に出かけるときに多くの人が加入するのが旅行傷害保険です。正しくは国内・海外旅行傷害保険という傷害保険の仲間で、自宅を出発したときから旅行中、そして帰宅までの間の「万が一」を補償してくれる保険です。

具体的には、下表のように、自分のケガや事故、他人に与えてしまったケガや事故、持ち物の盗難や破損から、救援費用、飛行機の遅延損害まで、旅行中に起こるさまざまなトラブルが補償の対象となります。

旅行傷害保険の補償

傷害死亡・後遺傷害傷害治療費用疾病治療費用
個人賠償責任携行品損害救援者費用
航空便遅延預託手荷物遅延緊急歯科治療費用
上記補償は一例であり、補償内容は保険会社によって異なります。

海外では治療費・入院費がとても高額

海外旅行保険の最も大事な補償の1つは治療費用ではないでしょうか。世界的に見ると日本は公的医療保険制度が充実した国で、病院で診てもらった際に患者が窓口で支払う金額は、実際にかかった費用の3割(小学校入学後から69歳)のみです。ところが海外ではちょっとした風邪や腹痛で病院に行っても全額が患者負担の国もあり、日本では考えられないほど医療費が高額です。万が一、入院となると100万円以上の請求となることも珍しくありません。

3泊4日程度の短い旅行でも、慣れない食事や疲れで体調を崩すことは十分に考えられますし、言葉が通じない国で病院にかかったときにお金の心配もしなければならないのは心細いでしょう。多くの海外旅行傷害保険では、日本語対応のコールセンターを設けていて、困ったときに相談にのってくれたり、保険を使えば窓口でお金を払う必要のない提携医療機関を紹介してくれたりします。

手軽なパッケージプランと必要な分だけ入るバラ掛けがある

手軽さを重視するなら、補償があらかじめセットになったパッケージプランにしましょう。「お手軽」「しっかり」など自分に合ったタイプを選ぶだけなので、どの補償内容をいくらにしたらよいかがわからない場合には安心です。インターネットや保険の代理店はもちろん、旅行当日に空港の保険会社カウンターでも申し込めます。ただし、当日空港で加入する場合は、自宅から空港までの移動中は補償されません。手続きをする時間がなかった場合に便利な、最後の手段と心得ておきましょう。

一方、なるべく保険料を抑えたい人にはインターネット専用の保険で必要な補償のみを選ぶ、いわゆるバラ掛けをおすすめします。例えば治療費用は最低限補償しつつ、携行品や遅延損害の補償はカットするなど、自分に本当に必要な補償のみを選べば、その分保険料を安くできます。

また、クレジットカードに旅行保険が付いているから大丈夫、という話をよく聞きますが、旅行に行く前にその中身をよく確認しましょう。カードによっては補償内容に制限や条件があったり、自分に必要な保険がついていなかったりということも。その場合は、上記のバラ掛けで足りない部分を補うことも検討しましょう。

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