ダックスフント

- 平均体高
- オス
- -程度
- メス
- -程度
- 平均体重
- オス
- 5kg以下
- メス
- 5kg以下
- 平均寿命
14.6歳
このイヌ種について
概要
ダックスフントは、ドイツ原産の獣猟犬です。ドイツ語で**ダックス(Dachs)はアナグマ、**フンド(Hund)は犬を意味します。もともとはアナグマやウサギなどを捕獲するための犬で、穴を掘って獲物を追いかけるために胴長短足に改良されてきました。捕る獲物のサイズによって改良された結果、スタンダート、ミニチュア、カニーンヘンの3つのサイズに分けられています。また被毛の種類によって、スムースヘアード、ワイアーヘアード、ロングヘアードの3種類に分類されます。もともとはスムースタイプだったと考えられますが、狩の用途に合わせて皮膚を保護する目的で改良が加えられてきました。
今でこそ愛玩犬になっていますが、ダックスフントはまさに狩猟とともに進化してきた犬と言えます。
外見
ダックスフントの外見・特徴は一般的に、一目見てわかる胴長短足の体型にあります。胴は長く足は短いですが、猟犬であるため非常に筋肉質で引き締まった体をしています。さらに動きは機敏で力強く、早く走ることもできます。一方で胴が長いため太りすぎや腰への衝撃があると、ヘルニアになりやすい性質もあるため、飼い主は注意が必要です。
他にも面長な顔に垂れた耳、まっすぐに伸びた背中や長いしっぽも特徴的です。毛色の種類は非常に多く、レッド、イエロー、ブラウン、ブラック、チョコレート、グレー、ベージュなどさまざまです。サイズは、胸囲を基準に分けており、35㎝以上がスタンダート、31~35㎝がミニチュア、30㎝以下がカニーンヘンとなります。
習性・性格
ダックスフントの習性・性格は一般的に、忠実・友好的であり辛抱強いと言われています。もともと猟犬だったこともあり、アナグマを追い回すくらいスタミナがあり、すばしっこく勇猛です。その反面、外では元気いっぱい活動しながら家の中では飼い主の感情をくみ取り、落ち着きがあり静かなところもあります。
ムダ吠えや噛み癖があるため、最初はしつけが肝心になります。とくにかむ力が強く思わぬケガをすることがあるため注意が必要です。昔は猟犬として飼われていましたが、現在では愛玩犬として家の中で飼われる方が多くなりました。
かかりやすい病気
傷病例
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1位 外耳炎
耳介から鼓膜までの部分を外耳といいますが、この外耳の皮膚に炎症が起こることを外耳炎といいます。ワンちゃんでは多く見られる病気で、治療が遅れると慢性化する場合があるので、注意が必要です。
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2位 椎間板ヘルニア
椎間板に変性が生じ、その内容物が突出することにより脊髄を圧迫・障害し、さまざまな神経症状をひきおこす病気です。ダックスフンド、ペキニーズ、ビーグルなどの犬種で多く発症するといわれています。
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3位 胃炎/胃腸炎/腸炎
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4位 嘔吐/下痢/血便
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5位 細菌による皮膚炎
細菌感染による皮膚の化膿性病変を膿皮症といいます。皮膚のバリア機構の破壊や免疫力の低下などが引き金となりどうぶつの皮膚で細菌が繁殖して、症状が発症します。
- ※ 「かかりやすい病気」はアニコム損保「どうぶつ診療費ドットコム」より。(2019年10月末時点掲載)
診療費について(ミニチュア・ダックスフントの場合)
年間診療費
診療費例
年齢 | 0歳4か月 |
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診療内容 |
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合計 | 112,000円 |
年齢 | 7歳 |
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治療日数 | 入院10日、手術1回 |
診療内容 |
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合計 | 387,500円 |
- ※ 「年間診療費(参考)」はアニコム損保「家庭どうぶつ白書2017」より。
- ※ 「診療費例」はアニコム損保へのご請求の一例です。