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ポメラニアン

ポメラニアン
平均体高
オス
18~22㎝程度
メス
18~22㎝程度
平均体重
オス
2.2kg
メス
1.9kg
平均寿命

13.6歳

このイヌ種について

概要

ポメラニアンは、祖先であるスピッツ系を元に品種改良し小型化された犬種です。ポメラニアンという名前は、ドイツのポメラニアン地方で品種改良が進んだことに由来するとされています。

一見すると小さいため弱々しい感じを受けますが、小型化される前は、牧羊犬や猟犬として活躍したサモエド(アイスランドやシベリアなどを原産とするトナカイの番やそり引きをする犬)の血がはいっているため大型犬でした。
19世紀にイギリスのビクトリア女王の愛犬となったことから一躍人気となり、日本でも小型で飼いやすいことから人気犬種になっています。

外見

ポメラニアンの外見・特徴は一般的に、小さくて可憐な体形にあります。小型でキツネ顔ですが、もともと寒い地方が起源のため、首まわりやあごのしたの飾り毛がたてがみのように長いです。毛量が豊富で、とくにふわふわしたしっぽをまるでコートのように背中にまとった姿は、とても人気があります。

ホワイト、ブラック、ブラウン、クリーム、チョコレート、レッド、オレンジなど豊富な毛色がありますが、丈夫で硬いトップコートの下に、やわらかい綿毛のアンダーコートというダブルコートのため、触り心地は抜群です。

習性・性格

ポメラニアンの習性・性格は一般的に、活動的で敏捷性が高く、素直で飼いやすいと言われています。大型の牧羊犬の血を引くため、小さいわりには非常に勇敢で注意深いため、番犬の役割も担えます。注意深く敏感であることから、外の音に反応してよく吠えるのも特徴です。

小さいうちにしつけをしておくことが大切ですが、物覚えがよいため訓練はしやすいほうです。人間への忠誠心も高く、飼い主と行動をともにすることで安心感を覚え、孤独を嫌う傾向にあります。体が小さいので骨が弱く脱臼しやすいので、激しい運動には注意が必要です。

かかりやすい病気

傷病例

  • 1位 外耳炎

    耳介から鼓膜までの部分を外耳といいますが、この外耳の皮膚に炎症が起こることを外耳炎といいます。ワンちゃんでは多く見られる病気で、治療が遅れると慢性化する場合があるので、注意が必要です。

  • 2位 胃炎/胃腸炎/腸炎
  • 3位 嘔吐/下痢/血便
  • 4位 原因未定の皮膚炎
  • 5位 細菌による皮膚炎

    細菌感染による皮膚の化膿性病変を膿皮症といいます。皮膚のバリア機構の破壊や免疫力の低下などが引き金となりどうぶつの皮膚で細菌が繁殖して、症状が発症します。

  • 「かかりやすい病気」はアニコム損保「どうぶつ診療費ドットコム」より。(2019年10月末時点掲載)

診療費について

年間診療費

年間診療費(参考)
70,025

診療費例

気管虚脱
年齢 7歳
診療内容
  • 初診料:1,000円
  • レントゲン検査:6,000円
  • 注射:4,000円
  • 内服薬:3,000円
合計 14,000円
  • 「年間診療費(参考)」はアニコム損保「家庭どうぶつ白書2017」より。
  • 「診療費例」はアニコム損保へのご請求の一例です。