ノルウェージャン・フォレスト・キャット

- 平均体高
- オス
- -
- メス
- -
- 平均体重
- オス
- 4.5~7.0kg
- メス
- 3.5~5.5kg
- 平均寿命
12.6歳
このネコ種について
概要
ノルウェージャン・フォレスト・キャット(Norwegian Forest Cat)は、ノルウェーやスカンディナヴィア半島を中心とした北ヨーロッパを原産地とし、寒い気候に適応してきた品種です。
北欧神話の中に、「トールという雷神が連れ去ろうとしたものの、大きすぎて持ち上げられなかった」という猫が登場します。このモチーフになったのがノルウェージャン・フォレスト・キャットです。他にも「フレイヤという女神が、自分の乗る車を数匹のノルウェージャン・フォレスト・キャットにひかせた」という神話もあります。このように昔から、ノルウェーで愛されている猫なのです。
外見
厳しい寒さから身を守るため、被毛は厚手のダブルコートになっています。羊毛のような毛は外層が荒く、内側に行くほど密度が高いため、ほとんど水を通さないという利点も。さらに首の周りには、よだれかけのように長い被毛が生えています。ただし自分でグルーミングできるので、とくに子猫のころは頻繁にブラッシングをしてあげる必要はありません。
また後ろ足が前足よりも長いため、立つとおしりがあがって見えるのが特徴的です。
大きいアーモンド形の目はゴールドかグリーンがほとんどですが、まれにオッドアイの場合もあります。
習性・性格
成猫になるまで3~4年かかると言われるほど、ゆっくり成長していきます。産まれた頃から大人しく知的で、人と遊ぶのが大好きです。古くからネズミ捕りとして活躍していた名残で、ハンターとしての気質も健在。そのため都会の室内よりは、緑の残る広大な土地での飼育が望ましいです。室内で飼う場合は、木によじ登る体験ができるよう、キャットタワーなどを設置してあげるといいでしょう。
とても我慢強く、めったにわがままをいいません。名前を呼べば返事をするなどのかわいい姿を見せてくれます。
かかりやすい病気
傷病例
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1位 膀胱炎
膀胱に炎症が起こることが原因となり、血尿、頻尿、排尿時の痛みなどの症状が見られる病気が膀胱炎です。排尿困難や血尿などの泌尿器症状を引き起こす「猫下部尿路疾患(FLUTD)」の要因の1つです。
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2位 嘔吐/下痢/血便
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3位 胃炎/胃腸炎/腸炎
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4位 尿石症
尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で結石となるためにさまざまな症状を引き起こす病気です。
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5位 結膜炎
まぶたの裏側にある結膜が炎症を起こす眼の病気です。ネコちゃんではしばしばみられ、片眼だけのこともありますが、両眼ともに結膜炎を起こす場合もあります。
- ※ 「かかりやすい病気」はアニコム損保「どうぶつ診療費ドットコム」より。(2019年10月末時点掲載)
診療費について
年間診療費
- ※ 「年間診療費(参考)」はアニコム損保「家庭どうぶつ白書2016」より。