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ペット保険の加入方法は?保険会社や商品の選び方も詳しく解説します

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ペット保険の加入方法は?保険会社や商品の選び方も詳しく解説します

ペットの医療費が思った以上に家計の負担になっている!ペット保険を検討したいけれど、加入方法や選び方がわからない…。

ペットはかわいい家族の一員。だからこそ病気になったときは、お金のことを考えずしっかりとした治療を受けさせてあげたいですよね。そんなときに役に立つのが「ペット保険」。しかしペット保険についての情報を把握できている人は、まだまだ少ないのが現状です。

この記事では「ペット保険」の加入方法と選び方にスポットを当てて詳細を解説。ペット保険について一から知りたい人向けに、押さえておくべき情報をわかりやすくまとめています。ぜひ自分にぴったりの保険選びのために役立ててくださいね。

ペット保険の加入方法は3種類!方法別の違いや特徴を解説

ペット保険に入るための経路は、大きく分けて以下の3種類があります。

  • インターネット
  • 通販などの資料請求
  • ペットショップ・動物病院・保険ショップや保険代理店などの店頭

それぞれの加入経路によって違いがあるため、特徴を理解したうえで自分に合った方法を選ぶことが大切です。以下に詳細を解説していきます。

3つの加入方法による違い

ケース別おすすめの加入方法解説

それぞれの加入方法には、明確なメリット・デメリットがあります。特徴の違いを踏まえて、自分に合うものを判断する基準を解説していきます。

【インターネット申し込みで加入する方法が合うケース】

  • 少しでも安く加入したい
  • パソコンやスマートフォンなどでインターネットを使用できる環境が整っている
  • 時短かつ手軽に加入したい

インターネット加入による最大の利点は、ネット割引が適用されるケースが多いこと。なぜネットからの加入だと割引があるのかというと、保険会社の「人件費」や「書面作成費用」などが抑えられているから。通販や店頭での販売に比べ、割安で保険を提供することができるのです。

【通販を利用した加入方法が合うケース】

  • 商品説明を書面上で確認、比較したい

保険会社や比較サイトなどから、通販を利用してペット保険の資料請求をすることもできます。ただし書面での申し込みになるため、ネット割引を適用できない点がデメリット。資料を紙で確認してじっくりと選びたい人は、通販を利用するようにしましょう。

【店頭での加入方法が合うケース】

  • 担当者に話を聞いて加入したい
  • 行きつけの動物病院が勧める保険に加入したい

店頭で加入する方法のメリットは、保険を販売する担当者から直接話を聞ける点。ただしどの程度詳細な回答をもらえるかは、相手の商品知識によって左右されます。ネット割引が適用できないため、割高になりやすい点も知っておく必要があるでしょう。

ペット保険の選び方!保険会社の違い・商品の違いを知ろう

ペット保険を選ぶときに最低限知っておきたいのは、以下2点の情報です。

  • 保険会社の形態による違い
  • 補償内容の違い

保険料が安いからという観点だけではなく、自分の考えや自分の家のペットにぴったりのものを選ぶことが何よりも重要。何を重要視するかという軸を持って比較することで、自分に合う商品を選びやすくなりますよ。それでは順に見ていきましょう。

ペット保険を取り扱う保険会社は2種類!違いと選ぶポイント

ペット保険を取り扱っている保険会社は2種類の形態に分かれます。ひとつは「損害保険会社」もうひとつは「少額短期保険会社」です。それぞれの違いを見ていきましょう。

まずは「損害保険会社」についてです。損害保険会社は、最低資本金10億円以上が必要となる大規模な保険会社を指し、以下の特徴を持ちます。

  • 事業を行うには、金融庁の許可が必要になる
  • 「契約者保護機構」への加入が義務づけられており、万が一会社が破綻しても保険金や解約返戻金が80~100%補償される

「少額短期保険会社」は、その名の通り「少額」かつ「短期」の保険に限定して取り扱える保険会社のことを指します。少額短期保険会社ならではの特徴を見てみましょう。

  • ペット保険に関しては、1被保険者につき保険金額1,000万円以下かつ保険期間が2年以内に制限されている
  • 事業を行うには、財務局に登録する必要がある
  • 「契約者保護機構」への加入がない。代わりに契約者保護のための供託金が義務づけられている
  • 預貯金や国債・地方債といった、安定性の高い保険料運用が義務づけられている

もちろんいずれの保険会社であっても破綻の可能性はゼロではありません。会社が破綻したときのリスクを回避したい場合は「損害保険会社」の商品を選ぶのがよいでしょう。

一方少額短期保険会社も、契約者保護のために「供託金」や「安定性の高い保険料運用」を行っています。「契約者保護機構」による補償有無を気にしない場合は、単純に保険商品を見て選ぶのがおすすめです。

ペット保険の商品を選ぶ!4つのポイントを解説

ペット保険の商品を比較検討するときに着目すべきポイントは、大きく分けて次の4点です。

1.基本的な補償の内容

基本の補償内容は「通院」「入院」「手術」の3種類となっています。
3つすべてが補償されるものもあれば「入院+手術補償のみ」など内容が限定されている商品もあり、補償範囲が広いほど保険料の負担は大きくなります。

大きなケガや病気に備えたいのか、気軽にどうぶつ病院にかかれるように備えたいのかによって補償を選ぶようにしましょう。

2.補償の割合

ペット保険は実際にかかった通院・入院・手術の金額のうち、一定割合が補償される仕組みです。
選択できる補償割合は50%・70%がもっとも多く、80%・90%・100%が選択できる商品もあります。

たとえば補償割合70%のプランで1万円の診療費がかかった場合、支払われる保険金は7,000円、自己負担額は3,000円です。

補償割合が高くなるほど保険料も高くなるので、比較するときに見てほしいポイントです。

3.特約や付帯サービスの内容

「獣医師相談」「迷子捜査」などの無料付帯サービスが付いた商品が多く、サービス内容は商品によって異なります。

付けられる特約の一例を紹介します。

※特約のない商品もあります。

  • ペット賠償責任特約:ペットが原因で賠償責任が生じた場合の費用を補填する
  • 葬祭費用特約:ペットが死亡したときの葬儀費用などを補填する

賠償責任特約については、火災保険や自動車保険ですでに加入している可能性があります(個人賠償責任特約)。
補償が重複すると保険料がもったいないので、事前に確認しておきましょう。

4.保険料

人間と同様、年齢が上がると病気のリスクが高まるため保険料も上がります。
初年度1年間の保険料ではなく、ペットが亡くなるまでの年数で考えた保険料総額で比較しましょう。

ペット保険の商品によっては以下のような割引プランがあるので、活用するとお得に加入できるかもしれません。

  • ネット申し込み割引:インターネットからの申し込みで保険料が割引になる
  • 無事故割引:契約期間1年間で保険金支払が発生しなかった場合、次年度の保険料が割引になる

5.保険金の請求方法

保険金の請求方法は以下の2種類があります。

  • 診療後に請求する方法:動物病院の窓口でいったん全額を支払い、あとから保険会社に保険金を請求する
  • 動物病院の窓口で精算する方法:保険会社が提携している動物病院に、自己負担分のみを支払う方法。楽な方法ではあるが、選択できる商品は少ない

保険金請求作業や、立て替える金額が高額で負担になることもあるので、窓口精算ができるものがおすすめです。
また、後日保険会社に請求する場合でも、診断書ではなく診療明細書・領収書で請求できるタイプだと書類手続きがかんたんなので、チェックしておくといいでしょう。

ペット保険を選ぶときの注意点!支払い条件や免責の内容を確認しよう

後悔しないペット保険選びをするためには、基本的な補償内容と保険料だけに注目するのでは不十分。「保険金支払いの条件」「免責」の内容に注意してこそ、自分にぴったりの保険選びが可能になります。

支払いの条件や免責事由について知っておかないと、保険金を請求したのに払われなかった!という事態にもなりかねません。保険金請求に関するトラブルを避けるためにも、保険商品を選ぶ際には以下の内容をチェックしておきましょう。

【待機期間】

商品によっては、加入してから補償が開始されるまでに待機期間が設けられていることがあります。待機期間中に動物病院にかかって発生した費用は補償されない点を押さえておきましょう。

待機期間は15日~30日程度が多いですが、「がん」のみ長めの待機期間を設けている保険会社も見られます。

【補償限度や免責金額】

商品によって細かく、補償の限度額や限度日数(回数)が定められています。限度額や回数をオーバーした分は請求不可となります。

また免責金額が設定されている場合にも注意が必要です。
<例>診療費:1万円 補償割合:70% 免責金額:3,000円の場合
1万円-3,000円=7,000円
7,000円×70%=4,900円(支払われる保険金)
2,100円+3,000円=5,100円(自己負担額)

このように、免責金額があることで支払われる保険金よりも自己負担額が大きくなることも。
とはいえ、免責金額が設定されていることで保険料が割安になっていることもあるので、補償と保険料のバランスをみて検討することがおすすめです。

【対象外の事由】

すべての病気や手術が補償されるわけではないことを理解しておきましょう。基本的には「避妊・去勢手術」「予防接種」はどの保険会社も対象外としています。

そのほかの病気や手術に関しても、保険会社によって対象になったり・ならなかったりというケースがあります。犬猫の品種によってもかかりやすい病気などがあるため、対象手術・病名の確認は念入りに行う必要があります。約款の記載をチェックしてみましょう。

まとめ

ペット保険の加入方法や保険会社・商品の選び方について、以下のとおりまとめます。

  • 加入経路は3パターン。「インターネット申込」「通販を利用した資料請求」「ペットショップや動物病院などの店頭での申し込み」がある
  • ペット保険を取り扱う保険会社の形態には「損害保険会社」と「少額短期保険会社」がある
  • 自分に合った商品選びをするには「補償の内容」「補償の割合」「特約や付帯サービス」「保険料」「保険金請求方法」をチェックするのが基本
  • 支払い条件と免責事由を比較することで、後悔のない商品選びができる

ニッセンライフのペット保険見積もり比較サイトでは、複数の保険会社の商品を取り扱っています。
ペットの種類、品種・体重、年齢を選択することで保険料や補償内容をまとめて比較できる、見積もりツールも用意しています。
商品選びに迷ったときはぜひご活用ください。

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この記事を書いた人
pomocopomoco
元金融会社勤めのフリーランスライター/2級FP技能士資格保有
FP資格の知識を生かし、金融全般や家計といったジャンルを中心に執筆活動中。
会社員のときに感じていた「ワーママの毎日に楽しい!を増やしたい」というテーマで、日々情報を発信しています。
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