海外旅行保険のススメ(韓国)
お隣の国「韓国」
日本からフライトで数時間ということもあり、韓国旅行は人気です。
皆さまの中でも、一度は行かれたという方もおられるのではないでしょうか。
しかし、海外旅行にトラブルはつきものです。
トラブルにそなえ、海外旅行保険を検討してみてはいかがでしょうか。
韓国の概要
大韓民国(韓国)は、日本の西側に位置する国です。
首都は「ソウル」、言語は「韓国語」、通貨は「大韓民国ウォン」です。
音楽(K-POP)、美容、カジノ、料理など、たくさんの楽しみがあります。
文化やスポーツの分野でも日本と交流が進んでいます。
地理的には、成田空港(東京)から仁川国際空港(ソウル)までは約2時間半、関西国際空港(大阪)から仁川国際空港(ソウル)までは約1時間半の距離です。
娯楽の多さと近さから、日本人に人気の国です!
有名な観光地
明洞(ミョンドン)
明洞は、巨大ショッピング街として有名な街です。
ブランド品や化粧品、衣類や靴、アクセサリーなど、さまざまな商品を買うことができます。
レストランやストリートフードも多くあるため、食べ物も楽しむことができます。
弘大(ホンデ)
弘大は若者に人気の街です。
フリーマーケットや路上ライブが多く行われており、カラフルな壁画もあります。
化粧品やアクセサリーなど様々なものが売っているため、ショッピングも楽しめます。
お昼から屋台が出るため、食べ歩きもできます。
オススメの料理
サムギョプサル
サムギョプサルは、スライスした豚のバラ肉を焼いて食べる料理です。
お肉は味付けせずに焼き、焼きあがってからゴマ油や岩塩などをつけ、ナムルなどと一緒にサンチュに巻いて食べます。
サムギョプサルのサイドメニューとして、春雨を炒めた韓国料理である「チャプチェ」も有名です。
サムギョプサルを食べる際は、一緒に食べてみてはいかがでしょうか。
トッポギ
トッポギとは、トックというお餅をコチュジャンと砂糖を使った甘辛い味で炒めた料理です。
韓国では学生が学校帰りに屋台に立ち寄って買うなど、スナック感覚の料理として知られています。
カンジャンケジャン
カンジャンケジャンは、新鮮な生のワタリガニをタマネギやニンニクなどの野菜を刻みいれた醤油ベースのタレに漬けて熟成させた料理です。
これを食べるとご飯がすすむことから「ご飯泥棒」と言われるほどの絶品です!
日本ではなかなか食べることができないため、韓国に行かれた際はぜひ食べてみてください。
韓国旅行に海外旅行保険が必要な理由
韓国は日本から非常に近く、ショッピングやグルメを楽しむことができます。
その中で、なぜ海外旅行保険を検討する必要があるのでしょうか?
理由として
- 言語の違い
- 窃盗などのトラブル
- 気候・環境
- 交通事情
が挙げられます。
言語の違い
言葉が通じないことでトラブルに巻き込まれる場合があります。
病院に行っても、日本語が通じず、十分な治療が受けれられないことも想定されます。
そんな時に海外旅行保険が役にたちます。
海外旅行保険に加入していれば、いざという時には保険会社が対応してくれます。翻訳のサービスがあったり、日本語で診察可能な病院を紹介してくれたり、さまざまなサービスを受けることができます。
トラブルをスムーズに解決するため、海外旅行保険の役割は重要といえます。
窃盗などのトラブル
窃盗などのトラブルにおいても注意が必要です。
韓国の治安は比較的安定しているようですが、窃盗や詐欺、暴力事件に巻き込まれないよう日本にいるとき以上に注意が必要です。
特に食事中やホテル・空港でのチェックイン手続中には置き引きにあわないように持ち物から目を離さないように、また、繁華街を歩いているときはスリにあわないように気を付けましょう。
なお、モノを盗まれたり、壊されたりした場合、海外旅行保険ではその損害額が補償されます。
気候・環境
韓国の気候は、日本の本州北部~中部とほぼ同じです。
たいていの場合は日本と同じ服装で過ごせます。
ただし、寒暖の差は日本と比べて激しい場合があるため、服装の調節が必要な場合があります。
特に冬の寒さは日本と比べてかなり厳しいです。
ソウルの12月~2月の日中は最高気温が零下になることもあります。
長時間屋外にいると風邪を引いてしまいかねません。
冬に韓国を訪れる場合は、防寒対策をしっかり行いましょう。
いくら対策をしても、風邪を引いてしまうこともあるでしょう。
その他、環境の変化により、体調を崩してしまう可能性は否定できません。
病院で診察を受けた場合、医療費の支払いの際に多額の自己負担が必要となるケースがあります。
海外旅行保険に加入していれば、医療費の補償やキャッシュレス診療(病院・保険によって異なる)のサービスを受けられるため、これらリスクにそなえることができます。
交通事情
韓国の交通事情は、日本とは異なる部分もあるため、注意が必要です。
韓国は、日本と反対の右側通行のため、路上でタクシーや観光バス等から乗り降りする際や歩く際は、交通事故に遭わないよう注意しましょう。
道の真ん中で立ち止まったり、歩きながらスマートフォンを利用することは事故の原因になりますので注意しましょう。
万が一、交通事故によってケガをしてしまった場合、海外旅行保険に加入していれば補償を受けることができます。
海外旅行保険の種類・補償内容
海外旅行保険の重要性がわかっていただけたでしょうか。
その上で、どのように海外旅行保険を選べばいいのか説明させていただきます。
海外旅行保険は、自分や他人の身体やモノの損害を補償するものです。
その他、飛行機の発着遅延による損害など、旅行中のさまざまな経済的な損失を補償してくれます。
保険金の支払方法は、契約した保険金額の範囲内で実際にかかった損害額が支払われる「実損払い」方式です。
保険期間は基本的には旅行期間ですが、留学や海外赴任に合わせた長期タイプもあります。
その加入方法から、海外旅行保険は2種類あります。
「自分で申し込んで加入する(任意加入)海外旅行保険」と「クレジットカード付帯の海外旅行保険」です。
任意加入の海外旅行保険
保険会社のWEBサイト、空港の自動契約機や保険カウンター、旅行会社や損害保険の代理店から加入することができます。
保険料が安いプラン、補償が充実しているプランといったパッケージになっている商品が多いですが、希望に合わせて特約を付けたり、補償額を変更したりして補償内容をカスタマイズできる商品もあります。
海外旅行保険には、電話やSNSでいつでも相談できるサポートデスクや、旅行中のケガ・病気の治療費を保険会社から病院へ直接支払われ、その場で支払いをすることなく治療が受けられるキャッシュレスメディカルサービスなど、旅行中に利用できる付帯サービスが充実しています。
クレジットカード付帯の海外旅行保険
クレジットカードに、海外旅行保険が付帯されている場合があります。
付帯方法には「自動付帯」と「利用付帯」があります。
自動付帯は、クレジットカードを持っているだけで補償が受けられるということです。
利用付帯は、補償を受けるうえで条件がもうけられています。
たとえば、交通費など旅行代金などで、クレジットカードを「利用」することで、補償を受けることができます。
補償内容は傷害死亡・後遺障害、傷害・疾病治療費用、賠償責任、携行品損害など任意で加入する海外旅行保険と同じですが、多くの場合カードの種類やランクによって補償内容や補償額が異なります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険を利用する際は、旅行前に利用条件や補償内容・補償額を確認するようにしましょう。
保険を選ぶ際のポイント
クレジットカード付帯の海外旅行保険をうまく活用しよう
クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償だけでは、不安を感じるという方は、任意加入の海外旅行保険で補償を上乗せすることをオススメします。
補償を充実させ、保険料を節約することができるでしょう。
持病・既往症がある場合
持病・既往症がある場合は、以下の項目に注意してください。
加入の可否 | 最近では、持病・既往症があってもネットで申し込みできる海外旅行保険も増えてきました。 しかし商品によっては、窓口での申し込みに限定している場合もあります。 |
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補償の可否 | 持病・既往症に起因する症状は、一般的に補償対象外となっています。 既往症とはすでに治っている病気のことで、一般的には心臓病やがんなど一定期間継続して治療した病気をいいます。 |
歯科治療が必要になった場合
補償の可否 | 転倒して歯を折るなどケガの治療は補償の対象となりますが、虫歯などケガ以外の治療は基本的に補償の対象外です。 ただし、緊急歯科治療の特約がついている場合は補償を受けることができます。 |
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補償の範囲 | 治療費の50%。応急処置が対象。 義歯や矯正器具の欠損によって食事に支障が出た場合の応急修理費も対象となります。通常の虫歯治療や美容歯科予防歯科は対象外です。 |
韓国旅行で役立つ情報
トラブルにあってしまった場合の対応方法は次のとおりです。
犯罪の被害に遭った場合
警察の番号:112番
もし犯罪に巻き込まれてしまったら、まず韓国の警察に連絡しましょう。
韓国の警察には日本語通訳サービスがあり、「Japanese,please」と伝えると日本語通訳者に接続され、通訳を通して警察と連絡をとれます。
全国365日24時間日本語通訳の利用が可能です。
事故の被害に遭った場合
消防・救急の番号:119番
事故に巻き込まれてしまった場合は、消防・救急に連絡しましょう。
韓国の消防では、電話上での通訳サービス「Help me 119」システムを導入しています。
警察に連絡する時と同様「Japanese,please」と伝えると日本語通訳者に接続され、通訳者を通じて連絡をとれます。
こちらも全国365日24時間日本語通訳の利用が可能です。
苦情を申し立てたい場合
韓国観光公社観光苦情申告センター
韓国観光公社では、「飲食店やタクシーなどで不当料金を請求された」というような韓国旅行中の苦情を、メールやファックスで受けつけるセンターを運営しています。
申告された苦情については改善に向けた対応がなされます。
電話番号:1330
FAX:033-738-3734
メール:tourcom@knto.or.kr
営業時間:24時間、年中無休
日本語:可
ホームページ:韓国観光公社観光苦情申請センター
ものを紛失してしまった場合
韓国警察庁では、紛失物の届出検索のできる「LOST112」というサイトを運営しており、同サイトから紛失の届出や拾得物の検索ができます。
届出には会員登録が必要です。
韓国の日本大使館・領事館
韓国の日本大使館・領事館の連絡先は以下の通りです。
在大韓民国日本国大使館/日本国大使館領事部
電話番号:02-739-7400
FAX:02-723-3528(旅券・証明・在留届等)/ 02-739-7410(査証)
メール:ryojisodan.seoul@so.mofa.go.jp
営業時間:9:30~12:00、13:00~17:00
ホームページ:在大韓民国日本国大使館
在釜山日本国総領事館
電話番号:(051) 465-5104-6
FAX:(051) 464-1630
メール:ryojisodan.busan@pz.mofa.go.jp (旅券,各種証明,在留届,その他相談事項)/ cultural@pz.mofa.go.jp (広報文化)
営業時間:9:30~12:30、13:30~18:00
ホームページ:在釜山日本国領事館
在済州日本国総領事館
電話番号:(064) 710-9500
FAX:(064) 743-5885
メール:consular@cj.mofa.go.jp (領事業務)/ information@cj.mofa.go.jp (広報文化)
営業時間:9:15~12:30、13:30~17:45
ホームページ: 在済州日本国総領事館
まとめ
いかがでしたでしょうか。
韓国旅行を良い思い出にするためにも、トラブルにそなえ、海外旅行保険を検討されることをオススメします。
まとめとしては、
- 文化・言語・気候等の違いから、保険が必要となることが多いと考えられる。
- 海外旅行保険には、任意加入のものとクレジットカードに付帯しているものがある。
- 韓国には日本語で受けられるサービスも多いため、事前に調べておき、被害に遭った時スムーズに対応できるように対策しておくことが大切。
ということが挙げられます。
海外旅行保険に加入し、安心して韓国旅行を楽しんでください。
この記事を書いた人 | |
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ニッセンライフ | |
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出典
「大韓民国(Republic of Korea)基礎データ」(外務省)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/korea/data.html
「安全対策基礎データ 大韓民国(韓国)」(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_003.html
掲載内容は執筆時点の情報であり、変更される場合があります。
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