1. ホーム
  2. お役立ちコラムを見る
  3. 飼い方
  4. ハムスターにペット保険は必要?ハムスターの代表的なケガや病気を解説します!

ハムスターにペット保険は必要?ハムスターの代表的なケガや病気を解説します!

  • 更新日:

    (公開日:2021/03/22)

  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク
ハムスターにペット保険は必要?ハムスターの代表的なケガや病気を解説します!

ペット保険といえば犬や猫向けのものを想像する方は多いでしょう。

実はうさぎやハムスターのような小動物も加入できるペット保険もあります。

この記事では、「ハムスターにペット保険は必要なのか?」をテーマに、ペット保険の概要やハムスターの代表的なケガ・病気について解説します!

ペット保険とは?

まずハムスターについて解説する前に、ペット保険の概要・特徴を簡単に説明します。

ペット保険とは、ペットがケガや病気をしたときに、その診療費の一部(もしくは全部)を保険金として受け取ることで、自己負担を抑えられる保険です。

補償内容

ペット保険では、主に「通院」「入院」「手術」にかかった費用に対して補償を受けられます。

・補償タイプと補償割合

ペット保険には、「診療費の実損の一部(50 ~ 90%)を補償するタイプ」と、「診療費の実損 100%を補償するタイプ」の 2 種類があります

・補償(保険金・給付金)の請求方法

補償の請求方法には、「立替請求型」と「窓口請求型」の 2 つの方法があります。

立替請求型は、診療にかかった費用をいったん全額自己負担し、その後、領収証などの必要書類をそろえて保険会社に郵送して請求する方法です。

窓口請求型は、保険会社と提携している動物病院に限定されますが、保険会社から送付されるカード(保険証)を窓口で提示することで、診療費からペット保険による補償額を差し引いた額の支払いをする方法です。

補償の対象外となるもの

ペット保険では「通院」「入院」「手術」の診療費が補償されますが、中には補償の対象外となるものもあります。
具体的な内容は保険会社によって異なりますが、次の表の内容は補償されない場合が多いので確認するようにしましょう。

項目 特徴・具体例
補償が始まる前に発生したケガ・病気など ペット保険では、補償が始まる前のケガ・病気の治療は補償されません。
またペット保険には保険に加入した後、一定の補償されない期間(待機期間)が設けられていることが一般的で、その期間に発生したケガや病気は補償されません。なお、ケガの場合では待機期間がない商品もあるほか、補償の開始日や待機期間は商品によって異なるため、事前に確認しましょう。
ケガ・病気以外の理由での受診 たとえば、妊娠・出産・去勢・避妊・健康診断、歯石除去など、ケガや病気ではない場合での受診は補償されません。

また、犬パルボウイルス感染症や狂犬病のような、ワクチン接種で予防できる病気なども補償されません。

その他 既往症や先天性の異常などがあるペットの場合、該当する箇所の病気などを補償しないことを条件(特定傷病除外特約など)に保険に加入した場合は、その条件に該当するケガ・病気・先天性異常での受診は補償されません。

また、自然災害が原因で生じたケガ・病気など保険会社が定めている「補償の対象としない傷病」に該当するケガ・病気も補償されません。

ペット保険についての詳しい解説は、「ペット保険ってどんなもの?入る必要はある?」の記事でご覧いただけます。

ハムスターの特徴

ハムスターの特徴

ここまではペット保険の概要を解説してきました。
ここからは、ハムスターとはどういう動物なのかを健康面に着目して見ていきましょう。

非常にデリケートでストレスに弱い

ハムスターの寿命はおよそ 2 ~ 3 年と言われており、また非常にデリケートでさまざまなことでストレスを感じやすい動物です。

たとえば、室内をある程度の温度・湿度に保たないと体調に影響が出ることや、隠しているエサが腐敗し、それを食べて病気になることもあります。

しかし、頻繁にケージを掃除したりすると、かえってストレスになってしまうこともあります。不衛生な部分だけを掃除することや、掃除をする際はあまり大きな声や音をたてず、ハムスターを別の場所に移す場合はゆっくり優しく触れるというような配慮もした方がよいでしょう。

弱った姿を見せない

ハムスターはネズミと同じ齧歯類(げっしるい)に属する動物で、自然界では猫の捕食の対象となります。

しかし、ハムスターも黙って食べられるわけではなく、なんとかして捕食から逃れようとします。その捕食から逃れる本能的な行動として、自身の弱った姿を見せないということが挙げられます。

そのため、普段の飼育においても、ハムスターがなにかケガや病気をしていても、なかなか行動や生活に変化がなく気づきにくい場合があります。
そして、気が付いたころには手術が必要になっていることや、あるいはハムスターの体力によっては必要な処置ができないほど衰弱した状態になっていることもしばしばあります。

ハムスターによく見られる病気

ハムスターによく見られる病気

では、実際にハムスターはどのようなケガや病気をしやすいのでしょうか。

代表的なものを紹介します。

不正咬合(ふせいこうごう)

ハムスターには上下あわせて 4 本の切歯という歯があり、これは生涯伸び続けます。
不正咬合とは、この切歯の長さがなんらかの理由で不均等になったり、伸びすぎたり、あるいは伸び方がおかしくなってしまったりすることを言います。

これらの症状によって、歯のかみ合わせが悪くなり、食事が十分に取れなくなることや、過度に伸びた切歯によって口腔内を傷つけ、出血や炎症を起こす場合もあります。

不正咬合の原因は先天的なものと後天的なものがありますが、後天的な原因が一般的です。

先天的な原因は、下あごの成長不全などがあげられます。
後天的な原因は、金網のケージを噛んで切歯が折れた、歯肉に継続的に力が加わることで炎症を起こすこと、やわらかい餌ばかり食べていて固いものを食べていないことなどがあげられます。

治療は、定期的に伸びすぎている切歯を切るか、症状がひどい場合は抜歯をします。
予防方法は、原因を取り除くことにあります。例えば金網製のケージをやめる、固い餌を与える、かじり木を置くなどです。

腫瘍(しゅよう)

腫瘍はハムスターによく見られ、とくに 1 歳半を過ぎると悪性の腫瘍が多いようです。腫瘍には良性と悪性(がん)がありますが、見た目で判断できず検査が必要です。

完治させるには手術で腫瘍を摘出するしかありませんが、高齢であったり、がんの進行・転移の状況などにより手術のリスクが高い場合には、投薬による治療となります。

症状は、ハムスターの体の一部に腫瘤(しゅりゅう:しこりのようなもの)が見られます。

ニキビダニ

ニキビダニによる疾病は、正しくは「毛包虫症(もうほうちゅうしょう)」と呼ばれ、ダニの一種である毛包虫がハムスターの皮膚に寄生することが原因で発症します。

ニキビダニが寄生していても無症状ですが、皮膚の免疫が低下すると増殖して毛が抜け落ちたり皮膚に発疹がでたりします。
免疫力が低下する原因はストレス、栄養のバランスのほか、他の皮膚病、内臓の疾患や腫瘍などもあります。
発症した場合、脱毛やしっしんが見られますが、かゆみや炎症がないことが特徴です。元気や食欲も落ちません。もし炎症がでたり元気がない場合は、内臓の疾患や腫瘍などが潜んでいることが多いようです。

ニキビダニは、ハムスターの母親から哺乳するときにうつされたと考えられています。なお人や犬のニキビダニとは種類が違うので、ハムスターから人や犬にはうつりません。

治療は、ダニを駆除する薬の投与や、ハムスターの免疫力を高めるための治療や処置を行います。

ウェットテイル

ウェットテイルは、本来は伝染性過形成回腸炎という回腸の炎症のことを指していましたが、現在では下痢によって肛門や尻尾付近が濡れる状態から、ハムスターの下痢を総称してウェットテイルと呼ばれるようになりました。

細菌やウイルスなどの感染、飼育環境などによるストレスなどが原因として考えられ、離乳したばかりのハムスターがもっともかかりやすいと言われています。場合によっては 2 ~ 3 日で死亡することもあります。また、大人のハムスターでも症状の重さによっては死に至ることがあります。

症状は下痢だけでなく、食欲不振や腸閉塞、脱水なども引き起こすことがあります。
治療法には、点滴による脱水症状の改善、抗生物質の投与などがあり、飼育環境を整えて衛生的に保つことも必要です。

ハムスターにペット保険は必要か?

ハムスターにペット保険は必要か?

ここまで、ペット保険の概要とハムスターの代表的なケガや病気について解説してきました。

では、ハムスターを飼うにあたって、ペット保険には入るべきなのでしょうか。もし入るなら、どのように選ぶべきでしょうか。

ペット保険に入るべきか

現在、ハムスターが加入できるペット保険は限られています。
ニッセンライフでは、ハムスターでも加入できる数少ないペット保険の一つである、SBI プリズム少額短期保険のプリズムペット*1を取り扱っています。

プリズムペットのうさぎ等小動物プランでは、ハムスターの場合生後 0 日から満 2 歳未満まで新規で加入することができます。
補償内容の異なる 2 つのプランがあり、いずれも補償割合は 100%で補償限度額の範囲内で診療費の実費が支払われます。
補償期間は 1 年間ですが毎年自動更新されます。一般的なペット保険の場合、補償を更新したときの保険料は更新するときのペットの年齢により変わりますが、プリズムペットのうさぎ等小動物プランでは、保険料は契約時から変わりません*2。また、更新により補償はペットがなくなるまで続きます(終身補償)。

*1  プリズムペットのうさぎ等小動物プランでは、前章で紹介した「不正咬合」は補償の対象外です。
*2  保険料は、社会環境の変化等に応じ、収支状況を検証した結果、SBI プリズム少額短期保険の定めにより、保険契約の更新時に保険料の増額または保険金額の減額をする場合があります。

プリズムペット うさぎ等小動物プランの補償内容

補償内容

いつでもパック プレミアム

いつでもパック バリュー

入院保険金

1日あたりの基準額6,000円まで

年間30日まで

1日あたりの基準額5,000円まで

年間20日まで

通院保険金

日額6,000円まで

年間30日まで

日額5,000円まで

年間20日まで

手術保険金

1回60,000円まで

年2回まで

1回30,000円まで

年2回まで

診断書費用保険金

年間10,000円まで

年間10,000円まで

最高補償限度額

49万円

27万円

保険料

月払

3,460円

2,890円

年払

38,060円

31,830円

ハムスターは非常にデリケートな生き物なので、食事や環境によって体調を崩してしまうことが考えられます。さらに、ハムスターは自身の弱った姿を隠そうとすることがあるため、気づかぬうちに大きな病気になり、大掛かりな手術が必要な状態になっていることもしばしばあります。

ハムスターは犬や猫などに比べて体が小さく、対応できる病院も限られているので、治療費が想定していたよりも高くなる可能性があります。また、タイミングによっては治療にかかる支出が家計に影響する場合もあるでしょう。

ペット保険は、ペットのケガや病気の治療にかかる経済的な負担を軽くしてくれます。ここで紹介したプリズムペットは、補償内容が異なる 2 つのプランがありますので、補償内容と保険料のバランスをみながら選ぶことができます。

まとめ

ペット保険の概要と、ハムスターのかかりやすいケガ・病気、そしてハムスターに適したペット保険について解説してきました。

ハムスターは比較的手軽に飼えるペットではありますが、大切な家族として最後まで責任をもって育てること、ケガや病気の場合には適切な治療を受けさせてあげられるように備えることが重要です。

ペット保険についてご検討される方は、ニッセンライフのペット保険見積もり比較サイト”ペット保険”で申込できますので、もっと詳しく、比較しながら検討してみてください。

ほかにも、保険や家計のことで不安や疑問がある場合は、”FP ナビ”からお金の専門家であるファイナンシャル・プランナーに無料で相談できます。あわせてご活用ください。

⇒ ペット保険の一覧、詳細はこちら

掲載内容は執筆時点の情報であり、変更される場合があります。

JACAP202300037

この記事を書いた人
ニッセンライフニッセンライフ
Will Naviを運営する株式会社ニッセンライフは通販でおなじみのニッセンのグループで、セブン&アイグループ傘下の企業です。 40年以上の豊富な経験と実績をもつ保険代理店です。 ニッセンライフの経験豊富な専門のアドバイザーが、保険でお悩みの点や疑問点などお客様の個々の状況に合わせてサポートいたします。
この記事をシェアする
  • twitter
  • facebook
  • line
  • はてなブックマーク