家族に少しでものこしたい。50代・60代におすすめの生命保険3選

50代・60代は子供の独立や役職定年など、ライフイベントが起きるタイミングです。
保険は、ライフイベントに応じてこまめに見直しをする必要があります。
保険を見直すときには健康状態の告知が必要ですが、この年代なら少し血圧やコレステロール値が高くなってきたなど、健康に対して不安を感じている方も多い年代です。
また、保険を見直すといっても、何を・どのように見直すのかわからないという方も多いでしょう。
この記事では、保険を見直すときのポイント、健康に不安がある場合の保険の選び方を中心におすすめポイントを解説します。
見直しポイント1 生命保険は目的に応じて商品を選ぶのが重要
生命保険を検討するときに最も大切なポイントは保険種類です。
死亡保障は大きく分けて終身保険、定期保険、養老保険の3種類あります。
老後のことを考えてお葬式代や遺品整理に備えるなら、保障が一生涯で保険料も変わらない終身保険、掛け捨てタイプで保険料がお手頃な定期保険がおすすめです。
それでは具体的にどの商品がおすすめなのか見ていきましょう。
「つづけトク終身」 メットライフ生命保険株式会社

90歳までなど一定期間で保険料の払い込みが完了。 その後も死亡・高度障害保障が一生涯続く。
お葬式代として200万円コース、遺族の当面の生活費にも備えたい方向けの300万円・500万円・1000万円コースも 選べる。
三大疾病*の際に保険料の払い込みが免除される「三大疾病保険料払込免除特約」が付けられる。
*三大疾病とは悪性新生物、心疾患、脳血管疾患をいいます。
三大疾病保険料払込免除特約を付加し、三大疾病により所定の状態になられた場合*、以後の保険料は不要になるため、治療を受けながら保険料を支払うという心配がありません。
*悪性新生物は悪性新生物と初めて診断確定されたとき、心疾患・脳血管疾患はその治療を目的として継続20日以上の入院をしたとき、その後の保険料の払込が免除されます。上皮内新生物は対象外です。
※悪性新生物は責任開始時の属する日からその日を含めて90日間の不てん補期間(保障されない期間)があります。
掛け捨てではなく解約返戻金があるため、死亡保障としての手厚さはもちろん、資産形成にも興味があるという方にぴったりです。
「はなさく定期」 はなさく生命保険株式会社

一定期間、万一のときに加え、所定の高度障害状態になられたときも保障。
のこされたご家族の生活資金の確保、葬儀費用の確保等、ニーズに応じて保険金額・保険期間を設定できる。
3大疾病(がん・心疾患・脳血管疾患)で所定の事由に該当されたとき、以後の保険料の払込みが不要になる特約*を付加できる。
* 3大疾病保険料払込免除特約(歳満期契約のみ付加可能)
がんによる保険料の払込みの免除は、責任開始日から90日経過後にがんと診断確定された場合に以後の保険料の払込みを免除します。(責任開始時前にがんと診断確定されていないことを要します)
10年間や90歳までなど、一定期間保障する定期保険です。
保険期間を通じて解約払戻金をなくした掛捨てタイプなので、大きな死亡保障を準備したとしても終身保険よりも保険料が手ごろになります。
お葬式代だけではなく、家族に少しでも多く死亡保障をのこしたいという方におすすめの商品です。
※保険会社のWEBサイトに移動します。
「ライズ・サポート・プラス」 オリックス生命保険株式会社

- 健康告知が3つになっており、治療中の病気・ケガがある方も検討しやすい。
- 掛け捨てではなく解約払戻金がある。
- 郵送・ネットで簡単に申し込みができる。
引受基準が緩和されているため保険料が割増されていますが、過去に入院や手術をした方や定期的に通院をしている持病がある方も入りやすい保険です。
ただし、病名や治療状況によっては保険料が割増されていない終身保険に加入できる可能性もあります。
詳しくは「見直しポイント2 持病がある=緩和型保険ではありません」で解説します。
見直しポイント2 持病がある=緩和型保険ではありません
まずはじめに、通常の健康告知項目の例を見てみましょう。
- 最近3か月以内に、医師の診察、検査、治療、投薬を受けたことがある
- 過去5年以内に、初診から終診までに7日以上にわたって医師の診察、検査、治療、投薬を受けたことがある
- 過去5年以内に手術を受けたことがある
- 過去2年以内に健康診断、人間ドック、がん検診を受けて要再検査、要精密検査、要治療の指摘を受けたことがある
※商品によって告知内容や項目は異なります。
該当する項目がある場合、病名、診断時期、現在の治療状況などの詳細告知が必要です。
保険会社は告知内容をもとに保険契約の成立をするかどうかの審査を行い、契約を引き受けるかどうかを判断します。
どの病気、治療状況なら通常の告知項目で申込できるかどうかを個々で調べるのは困難です。
ニッセンライフではお電話でお客さまの病名・治療状況をお伺いし、通常の告知項目でご案内できるかどうか、緩和型ならどの商品が検討しやすいのかをお伝え出来ます。
健康に不安がある方は、資料請求前にぜひご相談ください。
<例>保険料が割増されていない生命保険に加入できる可能性がある病名例
高血圧、高脂血症、白内障、睡眠時無呼吸症候群、痛風、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、バセドウ氏病、子宮筋腫、卵巣嚢腫 など
※最終的な引受可否の判断は詳細な告知内容(治療内容や検査結果など)をもって決定されます。
見直しポイント3 保険は保障を小さくする「減額」ができる
就職、結婚、子供の誕生のタイミングで保険に加入し、そのままになっていることはありませんか?
保険は加入した時点に必要な保障でプランが組まれているはずです。
そのまま継続されている場合は、現状の生活に対して保障が大きいということがあります。
必要な分だけ保障を小さく変更(減額)することで、保険料も少なくできるでしょう。
終身保険であれば、変更後の保険料は契約時の保険料率で再計算されるので、新しく保険に入るよりも条件がいいケースがあります。
ただし、加入している保険種類が定期保険の場合は、減額をしたとしても今後も更新するたびに保険料が高くなります。
また、80歳までなど更新可能年齢に制限があるケースもあります。
減額する際の注意点は、保険種類や保障内容によっては減額できない場合がある点や、減額した後に再び保障を増やしたいと思ったら、減額の取消ができないため、新たに保険の申込みと、健康状態の告知が必要となる点があげられます。
保険料の負担を軽減させる方法として、減額以外にも払済保険に変更するなどの方法があります。
安易に解約するのではなく、今持っている保険を活用できないか加入している保険会社へ相談することをおすすめします。
まとめ
50代・60代の方が保険を見直すときのポイント、健康に不安がある場合の保険の選び方を中心に紹介しました。
年代に関わらず保険を見直すときに大切なことは、「いつまで・どれくらいの保障を備えておきたいのか」ということです。
また、「見直し=解約して保険に入る」ことだと認識している方も多いですが、減額や払済保険への変更という選択肢もあります。
今持っているものを活用できないか調べる、ニーズに合わない場合は保険に入りなおす、これが鉄則です。
自分で考えても答えがわからないという場合は、保険のプロに相談をおすすめします。
ORIX2024-F-024
H2312-0017
代HS-24-091-430(2024.6)
この記事を監修した人 | |
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![]() | 條 武尊 |
FPナビを中心にライフプラン相談などを行っており、長く寄り添える情報提供を心がけている。 |
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