収入保障保険と定期保険は何が違う?2つのおすすめ商品を紹介

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収入保障保険と定期保険は何が違う?2つのおすすめ商品を紹介

収入保障保険は、保障の対象者(被保険者)が亡くなったときに、年金形式で毎月(または毎年)保険金が支払われる死亡保険です。
一般的に、遺された家族に必要な生活費等の総額(必要保障額)は時の経過とともに減っていきます。収入保障保険は必要保障額と同じく、保険期間の経過に応じて受け取れる年金(保険金)の総額が減っていくため、合理的に保障を準備することができます。

収入保障保険の仕組みや、同じ死亡保険である定期保険との違いと使い分けが分からない、どちらを選べばいいか迷っている方も多いと思います。

この記事では、収入保障保険と定期保険の違いと、どんな人に収入保障保険が適しているのかを解説します。 

おすすめの収入保障保険2商品を紹介

定期保険はネットや郵送(通販)で申込みできる商品が多いのですが、収入保障保険は対面専用商品となっていることが多いです。
また、死亡保障を検討するときは、いつまで・いくらの死亡保障が必要なのか(必要保障額)を算出したうえで、保障プランを決めることをおすすめします。

自分で必要保障額を算出するのは手間暇がかかるので、申込みを検討する場合は保障プランが妥当な金額・保険期間になっているかも含めて保険のプロに相談がおすすめです。

 

おすすめの収入保障保険 
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「家計保障定期保険NEO 5疾病・障害・介護保障プラン(家計保障定期保険(無解約返金型)[無配当])」 東京海上日動あんしん生命保険株式会社

【おすすめポイント】

  • 「死亡」または「高度障害」になった場合、毎月一定の給付金を受け取れる。
  • 5疾病*による入院や働けない場合の保障も備えられる。(就業不能保障特約:Ⅲ型)
    * がん(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全
  • 所定の疾病状態になったとき、病気やケガで所定の障害状態、介護が必要な状態になられたとき、その後の保険料の支払いが不要になる。
    (特定疾病・就業不能保険料払込免除特則:Ⅲ型)

【商品の特徴】

死亡または高度障害状態になった場合はもちろん、5疾病で働けなくなった場合などに毎月一定の給付金が受け取れます。(就業不能保障特約:Ⅲ型)

被保険者が20歳以上で過去1年間喫煙していない、体格(BMI)が18以上27以下である、血圧値が最大(収縮期)139mmHg以下、最小(拡張期)89mmHg以下であれば、保険料が割安になります。

健康に自信がある、死亡以外にも5疾病による入院や介護が必要な状態で働けない場合の保障も備えたい方におすすめです。

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上記のご案内は、商品の概要をご説明しています。詳細につきましては、「パンフレット」「重要事項説明書(契約概要/注意喚起情報)」「ご契約のしおり・約款」を必ずご覧ください。
 

「FWD収入保障」 FWD生命保険株式会社

【おすすめポイント】

  • ネット申込ができるため、いつでも申込みできる。
    ※インターネットによるお申込みでは、付加できる特約や選択できる年金月額等の契約条件が対面によるお申込みとは異なります。
  • 死亡または所定の高度障害状態に該当した場合、年金支払期間満了まで遺族年金または高度障害年金が毎月支払われる。
  • 健康な方や喫煙をしない方は、より割安な保険料率で申込みできる。

【商品の特徴】

多くの収入保障保険が対面申込専用となっているなかで、この商品はネット申込ができるのが大きな特徴です。
スマートフォンやパソコンなどの端末があれば、いつでもどこでも申込手続き可能です。

特約を付加すると、3大疾病(がん(悪性新生物)*、心疾患、脳血管疾患)により所定の状態に該当したとき、以後の保険料の払込みが免除されます。<3大疾病保険料払込免除特約Ⅱ>
*上皮内新生物は対象となりません。

時間をかけずに保険に加入したい、シンプルな保障内容を求めている方にピッタリの商品です。

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ネット見積り・申込み

※保険会社のWEBサイトに移動します。

 FWD収入保障に関する内容は、保険商品の概要であり、2024年6月1日現在で適用されているものです。保険商品の詳細については、「重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)」、「ご契約のしおり・約款」等でご確認ください。

おすすめの収入保障保険 
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収入保障保険と定期保険の違い

一定期間の死亡保障があり、遺された家族の生活費等を確保できる掛け捨ての保険、という点では定期保険と収入保障保険は同じです。
大きな違いは、保険金の受け取り方と金額です。

定期保険は保険金が一括(一時金)で支払われますが、収入保障保険は年金支払期間が終わるまで毎月(毎年)決まった額が年金形式で支払われます。

また、定期保険は保険期間中であればどのタイミングでも受け取る保険金額は変わりません。

一方、収入保障保険は毎月(毎年)受け取る年金額は変わりませんが、保険期間の経過に応じて年金の受け取る回数が減るため、受け取れる年金総額が少なくなります。

収入保障保険と定期保険の違い

 

収入保障保険

定期保険

保障の形
(イメージ図)

収入保障保険 亡くなった時がAとBでは受け取れる保険金が変わる
定期保険

支払
保険料

保険期間の経過に応じて年金(保険金)受取総額が減少する分、定期保険より安い

保障額が一定な分、収入保障保険より高い

保険金の
受け取り方

年金形式*で受け取る

*年金に代えて一括で受け取ることも可能。ただし、一括で受け取る場合、受取総額は年金で受け取る場合に比べて少なくなる。

保険金を一括で受け取る

では、ここで夫・妻・子供の3人家族で夫が亡くなった場合に、遺された家族に必要な金額はどれくらいになるのかシミュレーションしてみましょう。

【前提条件】

  • 家族構成:夫(30歳・被保険者)、妻(30歳)、子供(1歳)
  • 現在の1か月の生活費*:30万円
  • 保障を必要とする期間:妻が老齢年金を受給できる65歳まで
  • 遺された家族の生活費*:子供が独立する22歳までは現在の生活費の70%、子供が独立した後は現在の生活費の50%とする
    *生活費には教育費など将来必要になる費用の貯蓄も含みます

<30歳で夫が死亡した場合>

子供が独立する(22歳)までの妻と子供の生活費
※現在の生活費の70%

月21万円×12か月×21年
=5,292万円

子供が独立した後の妻の生活費(65歳まで)
※現在の生活費の50%

月15万円×12か月×14年
=2,520万円

必要保障額 7,812万円
(5,292万円+2,520万円)

<40歳で夫が死亡した場合>

子供が独立する(22歳)までの妻と子供の生活費
※現在の生活費の70%

月21万円×12か月×11年=
2,772万円

子供が独立した後の妻の生活費(65歳まで)
※現在の生活費の50%

月15万円×12か月×14年=
2,520万円

必要保障額 5,292万円
(2,772万円+2,520万円)

<55歳で夫が死亡した場合>

子供が独立する(22歳)までの妻と子供の生活費


子供はすでに独立しているため
0円

子供が独立した後の妻の生活費(65歳まで)
※現在の生活費の50%

月15万円×12か月×10年=
1,800万円

必要保障額 1,800万円
(0円+1,800万円)

夫が30歳で亡くなった場合と、40歳で亡くなった場合、55歳で亡くなった場合とでは必要保障額に違いがあり、だんたん少なくなっていくことがお分かりいただけると思います。

遺された家族の日々の暮らしをささえる公的保障として遺族年金があります*1が、遺族年金の受取額を加味して収入保障保険の年金額を設定すれば、より合理的に必要な保障を確保することができます。
*1 公的遺族年金の受給には所定の条件があります。

定期保険で遺族保障を合理的に準備したい場合も公的遺族年金の受取額を考慮すべきなのは収入保障保険と同様ですが、保険期間を10年等に設定し、更新するたびにその時点での必要保障額を踏まえて保険金額を減額していく方法もあります*2
*2 更新後の保険料は、更新時の被保険者の年齢と保険金額、保険料率により計算されますので、保険金額を減額した場合でも更新前と比較して高くなる場合があります。(更新前後で保険金額が同じ場合、更新後の保険料は更新前に比べて高くなることが一般的です。)

おすすめの収入保障保険 
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収入保障保険の支払保証期間とは

収入保障保険は保険期間の経過とともに年金受取総額が減っていくため、保険期間満了直前に亡くなった場合は数か月分の年金しか受け取れないことになってしまいます。

それを防ぐために支払保証期間が設定されており、保険期間満了間近に亡くなった場合は、所定の支払保証期間分の年金を受け取れます。

支払保証期間は多くの場合、2年や5年に設定されていますが、商品によっては期間を選ぶことができます。
支払保証期間が長くなるほど保険料はその分高くなるため、支払保証期間の長さと保険料の差額にも着目して検討するようにしましょう。

収入保障保険は年金形式以外も選べる

 収入保障保険は年金形式で保険金を受け取りますが、将来受け取る年金に代えて一時金で保険金を受け取ることも可能です。
ただし、年金形式で受け取った場合よりも受取総額は少なくなるので注意が必要です。

収入保障保険はこんな人におすすめ

●家族がいる人・小さい子供がいる人

もし自分に万一のことがあったとき、家族の生活や家計にどのような影響があるでしょう。

  • 収入が減ってしまう
  • 家事の担い手がいなくなり家事代行サービスの利用など支出が増える

など

収入保障保険の特徴は、遺族に毎月(または毎年)一定額の年金(保険金)が支払われること、保険期間の経過とともに受け取る年金(保険金)総額が減っていく分、契約当初の保障額が同額の定期保険と比べて保険料が割安なことです。

公的遺族年金や給与など、遺された家族に収入が見込まれる場合でも、必要保障額に満たなければ、その不足分を収入保障保険で補うことができます。
収入保障保険は年金に代えて一時金で保険金を受け取ることもできます*ので、状況に応じて保障を活用することもできます。
教育費など将来に向けた貯蓄をしたいので死亡保障の保険料負担はできるだけ軽くしたい、という人には、合理的に保障を準備できる収入保障保険がぴったりです。
* 年金に代えて一時金で保険金を受け取る場合、受取総額は年金で受け取る場合より少なくなります。


●自営業・フリーランスの人

厚生年金に加入している会社員や公務員と比べると受け取れる遺族年金が一般的に少ないため、遺された家族の生活に必要な資金が不足する可能性があります。また、遺族基礎年金(国民年金)は子供がいない配偶者には支給されないため、遺された配偶者が老齢年金を受け取るまでの生活保障として収入保障保険を活用できます。


●収入保障保険でなくてもよい人は?

独身、子供がいない共働きの夫婦、子供がいても独立まで数年という人は、収入保障保険ではない保険で死亡保障を確保する方がよいかもしれません。
例えば、独身で扶養家族がいない場合は遺族の生活費の備えは不要で、残したとしてもお葬式代程度で十分という考え方もあります。

死亡保障を確保できる保険として一生涯を保障する終身保険もありますが、ローンを完済するまでなど特定の期間の死亡保障を厚くしたい場合は、定期保険で備える方がおすすめです。

おすすめの収入保障保険 
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まとめ

収入保障保険と定期保険の違い、どんな人に収入保障保険が適しているかを解説しました。
年金形式で保険金が支払われる収入保障保険は、定期保険よりも合理的な保障のため保険料が安く、家族の生活を支える保障が必要な方にはぴったりの商品です。

自分にどれくらい死亡保障が必要なのか、公的保障を考慮した「必要保障額」を算出すると、より必要な金額だけ備えることができます。
収入保障保険はネットや郵送で申込できる商品が限られているうえに、必要保障額の算出は自分で行うのは大変なので、対面で保険のプロに算出・申込み手続きを依頼するといいでしょう。

ニッセンライフでは、ご自宅やご自宅近くの飲食店などにコンサルタントがお伺いする「保険相談サービス」を実施しております。
何度でも無料・ご希望の日時で相談いただけるため、とくに小さなお子さまがいるなどの外出が難しい方から好評いただいています。
収入保障保険を検討する際にはぜひご利用ください。

「収入保障保険と定期保険の違い」における保険商品の内容は、一般的と考えられる内容です。各保険会社が取扱う保険商品の内容については、各保険会社へお問い合わせください。

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FLI-C40167-2406

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