特定部位不担保がついても保険に入るべき⁉条件の内容やほかの方法とは

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特定部位不担保がついても保険に入るべき⁉条件の内容やほかの方法とは

保険に申し込むと、持病や過去の病歴から特別条件をつけられることがあります。
保険料の割増、保険金の削減、そして特定部位(疾病)不担保などです。

この記事では、

  • 特定部位(疾病)不担保って何?
  • 特別条件がついてでも保険に入った方がいいの?

という疑問にお答えします。

保険選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

特定部位(疾病)不担保ってどんな条件?

特定部位(疾病)不担保とは、保険会社が特定の“部位”や“疾病”を保障の対象から除く条件のことをいいます。
持病や既往症のある人は、健康な人に比べるとどうしても病気のリスクが高まります。そこで、保険会社が医学上重要な因果関係があると認めた疾病に関して、保障しないという条件をつけることで、公平さを保つのです。

明確に「この持病があるからこの病気(部位)は保障しない!」と決まっているものではなく、病気の種類や治療期間などから、保険会社が個別に判断します。

部位不担保・疾病不担保になる例

部位不担保や疾病不担保になる例をみてみましょう。

  • 過去に胃潰瘍で治療を受けたことがある場合、「胃及び十二指腸」に関する病気を保障しない。
  • 子宮内膜症で治療中の場合、子宮に関する病気の治療を保障しない
  • 前回帝王切開で出産している場合、保険加入後に帝王切開で出産しても保障しない
  • 現在妊娠中の場合、今回の妊娠・出産に関する治療(切迫早産や帝王切開での出産など)は保障しない
  • 過去に白内障の手術を受けている場合、眼球及び眼球付属器への治療は保障しない


これらはあくまでも一例で、同じ傷病歴があっても必ず特別条件がつくとは限りません。保険申込の際の告知によって、保険会社が判断するのです。ただ白内障や胃潰瘍など、比較的身近な病気でも特別条件がつけられる可能性が高いということは、覚えておきましょう。

特別条件がつけられる期間

特定の部位や疾病を保障しない条件は一定期間で終わり、加入から数年後には保障の対象となることが多いです。

特別条件がつく例と同じく、期間も保険会社によって異なります。1年~5年が一般的ですが、中には終身で保障されない場合(終身型)や、次の更新まで保障されない場合(定期型)などさまざまです。

(例)右腕に2年間の不担保期間あり

特定部位(疾病)不担保の条件で注意したいこと

保険に申し込んだ結果、特定部位(疾病)不担保の条件がつけられたのなら、次の点に注意しましょう。

復活の取扱が異なることも

復活とは、保険料の払込が遅れて契約が失効したときに、一定期間内に手続きすることで契約をもとに戻せることをいいます。特別条件がついている場合、この復活の取扱が通常の保険と異なる場合もあります。

決めるのは加入者

条件を提示するのは保険会社ですが、最終的にその条件で保険に加入するかを決めるのは、加入者自身です。

〇保険申込→告知をもとに保険会社が審査→保険会社が特別条件を提示→加入するかどうか判断

×保険申込→告知をもとに保険会社が審査→特別条件をつけて契約成立

特別条件についての案内が来ると戸惑うかもしれませんが、きちんと内容を確認して加入するかどうかを決めましょう。

特別条件がついてでも保険に入った方がいいの?

特定部位(疾病)不担保の条件がつくと、それでも保険に加入するべきかを迷う方もいます。保険は心強いものなので、条件がついてでも入れるなら契約することをおすすめします。

一方で、一番不安なのは持病や既往症の悪化でしょうから、その部分の保障がないのは気になるところです。しかし、病気やケガのリスクはほかにもあるもの。持病があると保険に加入できないと悩む方がいる中で、条件がついてでも加入できるなら心強いです。とくに不担保期間が短いなら、検討してもいいでしょう。

逆に不担保期間が5年以上なら、引受基準緩和型医療保険を検討する方法もあります。健康に関する告知項目が少ないので持病があっても入りやすく、持病の悪化も保障されるのが魅力です。
告知に該当する期間は持病も保障対象の引受基準緩和型で加入し、該当しなくなったら通常タイプで見直しをするというのもひとつの方法です。
※持病があっても必ず加入できるというものではなく、あくまでも告知によって保険会社が判断します。

告知の項目は保険商品によって変わるので、複数の保険を比較・検討してみましょう。複数の保険会社商品を取り扱っているニッセンライフでは、病気の種類や治療期間などをお聞きした上で、お客さまに合わせた商品をご紹介します。


告知は正確に

「特定の条件がつくのは不利なので、告知をごまかして別の保険に申し込もう!」ということはできません。

申込や給付の段階で調査をするので、告知が正しくされているかが必ずわかるからです。
もし告知をごまかしてしまうと、給付金が支払われないどころか契約を解除される場合もあります。悪質な場合、詐欺罪が適用されることも。

告知をごまかすことに一つもメリットはないので、ありのままを正しく記入しましょう。反対に詳細な告知により、加入しやすくなることもあります。
詳細に投薬や治療の経過を書くことで、「リスクは高くない」と判断される可能性があるからです。

いずれにしても、絶対に告知はごまかさず、ありのままを正確に記入しましょう。

特定部位(疾病)不担保のまとめ

特定部位(疾病)不担保がつくケースや注意点、それでも加入するかについてまとめてきました。
もう一度要点をおさらいします。

  • 特定部位(疾病)不担保とは、保険会社が持病などに起因すると判断した部位や疾病を保障しないという条件
  • 条件がついてでも加入した方が安心。ただし不担保期間が長いなら、緩和型保険も検討する。
  • 告知をごまかすのは絶対にNG。詳細に告知をすること。


保険の保障内容や支払条件は難しく感じます。とくに持病や既往症がある方は、保険選びに悩むことが増えるかもしれません。そんなときは、ぜひ保険のプロにご相談ください。わかりやすくご説明します。

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この記事を監修した人
條 武尊條 武尊

FPナビを中心にライフプラン相談などを行っており、長く寄り添える情報提供を心がけている。
一児のパパで、人当たりがやわらかく話しやすいと評判。

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