結婚は保険見直しのベストタイミング!理由や検討したい保険を解説

  • 更新日:

    (公開日:2019/09/03)

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結婚は保険見直しのベストタイミング!理由や検討したい保険を解説


「結婚したら保険が必要」
一度はこんな話を聞いたことがあるのではないでしょうか?
とはいえいきなり保険について考えるのは難しいもの。
次のような疑問も浮かんでくることでしょう。

・そもそも本当に保険が必要なのかどうなのかがわからない。
・入らなくてはいけないとしたら、どんな保険がいいのかわからない。

この記事では結婚を控え保険の見直しをするべきか悩んでいる方に向けて、以下の情報を解説していきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

・結婚するときに保険を見直した方がいい理由とは
・結婚後に考えられるリスクと、オススメ保険の解説
・保険を考える上で欠かせない、加入状況の見直しについて

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結婚が保険見直しのベストタイミングになる3つの理由

「子供の誕生」や「マイホーム取得」など、保険の見直しにベストといわれるタイミングはいくつか存在します。
その中でも 「結婚」はもっとも大きな見直しタイミングのひとつ。
結婚が保険見直しのベストタイミングといわれるのには、以下3つの理由があるのです。

  1. 夫婦のどちらかに万が一のことがあったときに、残された家族の生活を考える必要があるから。
  2. 健康状態が悪化すると保険に加入できなくなる、もしくは保険料が上がってしまうから。
  3. 将来について夫婦で話し合うきっかけになるから。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

理由1 結婚後に考えられるリスクに備えて残された家族の生活を守る

結婚後に考えられるリスクには、大きく分けて3つのものがあります。

万が一それぞれのリスクを被ってしまった場合に家族が考えるべきことを、以下にまとめました。

リスクの種類考えるべきこと
死亡リスク・葬儀費用の確保
・残された家族の生活費
・(子供がいる場合)子供の教育資金の確保
病気やケガで働けなくなるリスク・収入が減ったり、ゼロになる分の補填
・治療・療養費の確保
病気・入院のリスク・手術・入院にかかる費用の確保

死亡リスクは残された家族のために考える必要がある

1つ目に考えたいリスクが「死亡リスク」。
夫婦いずれかに万が一のことがあれば、残された家族の生活を考える必要があります。

まず考えたいのが、葬儀費用の確保です。
葬儀費用を確保するには「終身保険」または「定期保険」を検討しましょう。
終身保険や定期保険は、保障期間中に万が一のことがあった場合にまとまった金額が保険金として支払われる保険のこと。
葬儀費用、葬儀の飲食や返礼品などの平均額は約150~200万円。突然の大きな出費に備えるため、共働き家庭であっても最低限の保障があった方が安心です。

共働きで子供の予定がない夫婦であれば、手厚い生活費の保障は不要なケースもあります。
しかし以下に当てはまる場合は、保険についてしっかりと検討しましょう。

  • 子供を予定している夫婦
  • 専業主婦(夫)の夫婦
  • 共働きだが、賃金差のある夫婦
家族の生活費を確保するために加入を検討したい保険商品は「収入保障保険」または「定期保険」です。

収入保障保険は「一家の大黒柱に万が一のことがあったとき、毎月一定額の保険金が振り込まれる」という性質のものです。
お給料のようなイメージで保険金がおりるので、残された家族が今までの生活を続けやすいのが特徴です。

病気やケガなどで働けなくなるリスクは、家族の生活維持のために考える必要がある

病気やケガなどで働けなくなるリスクは、家族の生活全体に関わる問題。収入が下がる可能性が高い上に治療費などが重なるため、家計を圧迫する可能性が非常に高いのです。

参考として入院にかかる自己負担費用の平均は20.8万円※1。そして入院した患者の平均在院日数は29.3日※2となっています。

働けなくなるリスクに備える保険は「就業不能保障」が付いた保険。そして病気・入院リスクに備える保険は「医療保険」です。

就業不能保障は比較的新しいタイプの保険で、収入保障保険の特約として加入することもできます。商品によってカバーする「就業不能状態の範囲」や「保障される期間」が異なるため、複数商品の比較検討が必要です。

理由2 早めに保険に入る方が、保険料や加入の面で有利になる

結婚を機に保険を見直した方がよい2つ目の理由は、年齢の若いうちに加入した方が有利になるケースがあるからです。

若いうちに加入した方が有利になる理由は、次のような保険の性質にあります。

  • 加入する年齢が若いと保険料が安くなる。
  • 病気をしたり妊娠中だと、条件がつくことや保険に加入できない可能性がある。または保険料が高くなる可能性がある。

保険は「加入時の被保険者年齢・性別」から保険料を算出します。
病気や死亡リスクの低い若い年代の方が、保険料が安くなるという仕組みなのです。
年齢が上がると保険料も高くなるため、子供の進学などと重なると保険料が家計を圧迫することも。
保険料が安いうちに加入できれば、後々の負担が軽減されます。

また保険加入の際に重要になるのが、被保険者の健康状態です。
加入時点で持病がある・治療中の病気やケガがある場合、保険加入が見合わせられる可能性があるのです。
妊娠中も、保険加入はできても今回の妊娠は保障対象外になることや、加入ができないケースがあるため、これから妊娠・出産を予定している女性は早めに医療保険を検討しておくことをオススメします。

理由3 将来について夫婦で話し合うきっかけになる

夫婦で保険を見直すことは「家族の将来」について話し合うことにつながります。

必要な保障を考えるために、以下の事柄を話し合う必要があるからです。

  • お互いの収入・支出の状況

  • 将来のマイホームに対する考え

  • 子供をつくる予定(人数や時期など)
結婚すると、家族の資産管理や将来設計が大切になります。
なんとなく切り出しにくい「お金の話」。
保険の話し合いをすることで、家族のお金について考えるきっかけになるのです。
とくに「マイホーム」や「子供」は人生設計に大きな影響を与えるイベント。
夫婦としてできるだけ早い段階で、お互いの意見を確認しておけると安心です。

結婚が決まったら確認しておきたい「現在の保険加入状況」


せっかく保険を見直しても、すでに入っていた保険との重複があったら保険料がもったいないですよね。
結婚を機に保険を見直す際には、現在入っている保険の保障内容を把握することが重要。
また保障は世帯単位で考えるため、夫婦二人の保険加入状況を確認しておく必要があります。

保険の見直しをする上で必要なものは、保険契約の際に生命保険会社が発行する「保険証券」です。
見直しにあたっては、自分が加入している保険の「保険証券」を次の手順で用意しましょう。

  1. 親に保険の加入状況について確認する。名義が自分の保険であれば、保険証券を取り寄せる。

  2. 自分で加入した保険の保険証券を用意する。(保険証券が見つかる場合)

  3. 保険証券がどうしても見つからない場合は、加入している保険会社に保険証券の再発行を依頼する。

  4. 配偶者に関しても同様に対応し、夫婦で加入している保険の保険証券をすべて用意する。

保険証券が用意できても、内容の確認が難しい、具体的にどう見直せばいいのかわからないということがあると思います。
そんなときは、お金に関する専門知識を持つ「ファイナンシャル・プランナー」に内容を見てもらうのもオススメ。
ファイナンシャル・プランナーであれば、保険に限らない家計全般の悩みを相談でき「ライフプランニング」を策定してもらえるからです。

ライフプランニングとは「出産・マイホーム・子供の進学・退職」など、ライフステージの節目に沿った収支のバランスを組み立てること。
家計や経済、金融知識などの幅広い情報が必要となるライフプランニングは、ファイナンシャル・プランナーの専門分野です。

さまざまなライフステージが続くきっかけとなる「結婚」は、ライフプランニングを立てるのにこれ以上ないタイミング。
専門知識を持つプロからの客観的な意見で、今後の家計を考えることが大切になるのです。

ライフプランニングのこと、プロに無料で相談してみませんか?

まとめ


結婚が保険見直しのベストタイミングである理由や、検討したい保険の情報についてまとめます。

  • 結婚を機に保険を見直した方がいい理由は、結婚後に考えられるリスクに備えるため。

  • 家族の生活に影響する3大リスクは「死亡リスク」「働けなくなるリスク」「病気リスク」。

  • 死亡リスクには「定期保険または終身保険」と「収入保障保険または定期保険」、働けなくなるリスクには「就業不能保障」、病気リスクには「医療保険」がオススメ。

  • 若いうちに入った方が、保険料的にも加入条件的にも有利になる可能性が高い。

  • 保険相談は、ライフプランニングに関する幅広いアドバイスをしてもらえる「ファイナンシャル・プランナー」に相談するのがオススメ。

ふたりの長い将来を見据えてじっくりと考えておきたい保険の話。
家族の未来に関わる話だからこそ、金融のプロから第三者目線でアドバイスをもらえると安心ですよ。

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この記事を書いた人
pomocopomoco

元金融会社勤めのフリーランスライター/2級FP技能士資格保有
FP資格の知識を生かし、金融全般や家計といったジャンルを中心に執筆活動中。
会社員のときに感じていた「ワーママの毎日に楽しい!を増やしたい」というテーマで、日々情報を発信しています。

出典

※1「令和元年度 生活保障に関する調査」(生命保険文化センター)
https://www.jili.or.jp/research/report/pdf/r1hosho.pdf

※2「平成29(2017)年 患者調査」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf

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