おひとりさまの20代女性が知っておきたい保険の知識

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おひとりさまの20代女性が知っておきたい保険の知識

社会人になると保険の勧誘を受けたり、友人との会話で保険の話になったりと、何かと保険のことを考える機会が増えたと感じる方も多いでしょう。保険なんてまだまだ関係ないと思っていても、自分の責任が重くなるにつれ、もしものことも考えておく必要がでてきます。特に十分な貯金がないうちは、親に負担をかけることがないように、保険で万一にそなえておきたいものです。
当コラムでは、おひとりさまの20代女性に必要な保険を紹介するとともに、将来のための貯蓄や投資の方法についてもお伝えします。

一人暮らしをはじめる方に必要な火災保険

実家を離れて一人暮らしをする場合、火災や落雷、水災などにそなえて、火災保険が必要となります。賃貸住宅に住むのであれば、テレビや洋服などの家財に対する補償(家財保険)とあわせて、部屋に損害を与えたとき、家主に対して法律上の損害賠償責任を負った場合に補償される「借家人賠償責任補償」が付帯されている火災保険に加入しましょう。
また火災保険には、盗難補償や、自転車事故時に補償される個人賠償責任補償を付帯できる商品もあります。さらに「地震保険」をセットすれば、地震・噴火・津波による家財の損害もカバーできます。「不動産会社に勧められたから」「保険料が安いから」などの安易な理由で火災保険を選ぶのではなく、必要な補償が付帯されているかを確認して加入することが大切です。

⇒火災保険の一覧、詳細はこちら

死亡保険や医療保険は最低限の保障を

シングルの方は、まとまった貯金があれば、死亡保障や医療保障(補償)は必要ないかもしれません。しかし、年が若く健康な時は、保険料の負担が少なく、保険に加入しやすい時期です。大きな病気やケガを経験する前に、「終身保険」や「医療保険」「がん保険」に加入しておくことをおすすめします。
また自営業の方や、万一のときに頼れる親族がいない方は、大病または長期間働けなくなったときにそなえて、「就業不能保険(所得補償保険)」も検討しましょう。

表 おひとりさまの20代女性にオススメの保険
保険種類保険金・給付金が支給されるとき保険金・給付金の使い道の例
終身保険死亡時死亡時の葬儀代
医療保険入院や手術、通院時
女性疾病特約で女性特有の病気にそなえることもできます。
治療費、差額ベッド代
先進医療費など
がん保険がんの診断確定時や入院、手術、特定の治療を受けたとき
女性がん特約で女性特有のがんにそなえることもできます。
治療費、差額ベッド代、先進医療費、ウィッグ代、緩和ケア費 など
就業不能保険
(所得補償保険)
病気やケガで長期間働けないとき休業中の生活費 など
*名称は保険商品によって異なります。

もしものときには、社会保険制度を利用することで、負担を軽減できることも覚えておきましょう。たとえば病気やケガで治療費が高額となった時は「高額療養費制度」、会社員が仕事を休んだ時は「傷病手当金」、障害が残った時は、「障害年金」が利用できる可能性があります。社会保険制度だけではまかないきれないリスクを民間の保険で上手にカバーしましょう。

⇒医療保険の一覧、詳細はこちら
⇒がん保険の一覧、詳細はこちら

将来のためにはじめたい貯蓄と投資

自分のために自由にお金が使える独身20代は、将来のために貯蓄と投資をはじめる最適な時期です。まずは結婚費用やその後の教育資金、またはマイホームや老後生活のために、貯蓄する習慣を身につけましょう。加えて貯金の一部を投資に当て、投資の知識と経験を得ていきましょう。税制優遇制度のある「つみたてNISA」や「確定拠出年金」などを利用すると、よりお得に貯められます。
「個人年金保険」や「変額保険」、「外貨建保険」などは、より投資性が強い保険商品です。保険商品を使った資産運用は、年金原資の最低保証や保険としての税制メリットを受けられるなど投資初心者にやさしい商品と言えます。もちろん万が一のときには保障もありますので、保障と投資を同時に始めたい方には最適です。加入後のリバランスやスイッチングなどもインターネット等で簡単にできますので、仕事やプライベートで忙しい方でも始めやすいでしょう。

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この記事を書いた人
張替 愛(ファイナンシャル・プランナー)張替 愛(ファイナンシャル・プランナー)

FP事務所マネセラ代表。大学で心理学を学んだ後、国内損害保険会社に就職。夫の海外赴任を機に独立。教育費・老後資金・女性の働き方・資産運用・海外赴任など、ひとつひとつの家庭の状況とその想いを大切にした家計相談を中心に、執筆やマネー講師など、幅広く活動する。

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