住宅購入時に保険を見直す必要がある理由とは

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住宅購入時に保険を見直す必要がある理由とは

住宅購入は、その金額の大きさゆえに重要な決断をともなう人生における一大イベントです。住宅購入時は、一度に資金を準備できる人が少ないことから住宅ローンを組む人も多いことでしょう。ローンの返済を考慮して、今後の家計をやりくりするために、保険の見直しは絶好のタイミングになるでしょう。また、火災などの災害にそなえて、住宅の補償も考えなくてはいけません。ここでは、住宅購入を機に保険を見なおすことの重要性とその見なおし方についてお話しします。

住宅ローンを組んだときは、保険の見直し時!

住宅を購入するときは、ほとんどの方は住宅ローンを利用することになります。多くの金融機関では、住宅ローンの融資条件として、団体信用生命保険(団信)に加入することを求めています。この団体信用生命保険は、万が一契約者が亡くなったとしても、死亡保険金でローンの残債を返済するため、住宅ローン利用者にとっては、大変心強い保険になります。

このように団体信用生命保険は優れた特徴がありますが、すでに生命保険に加入している場合は注意することがあります。一般的に生命保険に加入するときは、必要保障額を算定し保険金額を決定します。必要保障額は、契約者に万が一のことがあった場合に、収入が途絶えることにより影響を受ける生活費や教育費、居住費などを考慮して計算します。つまり団体信用保険に加入すると、居住費に関する保障部分が重複してしまいます。したがって住宅を購入する際は、団体信用保険の保障分だけ、すでに加入している生命保険の保険料を減らせる可能性があるのです。

共働き夫婦は妻の死亡保険も準備しよう

共働きで、かつ住宅ローンの名義が夫のみの家庭では、妻の死亡保険をそなえておくことが大切です。なぜなら、夫婦それぞれで生活費を出し合って家計を支え合っている家庭では、妻が亡くなってしまうと、夫の収入のみで住宅ローンや生活費などをすべて負担することになるからです。
世帯収入が減る上に、子供が小さい場合は、家事代行サービスやベビーシッターを頼むことが必要になる可能性があります。妻が死亡保険に加入していない場合は、定期保険や収入保障保険などで万が一にそなえることを検討してみましょう。

⇒死亡保険の一覧、詳細はこちら

火災保険の見直しも忘れずに!

平成30年度消防白書によると、日本では建物火災が1日に58件も発生しているそうです。滅多に火災は起きないと考えているかもしれませんが、ひとたび火災が発生すると住む家を失い生活できなくなるかもしれません。安心して住み続けるためにも「火災保険」の加入は必須といえるでしょう。

住宅を購入すると、ほとんどの方はあらたに火災保険に加入するか、今まで加入していた火災保険の契約内容を変更することでしょう。火災保険は、火災だけでなく台風などによる風災や床下浸水などの水災が発生したときにも保険金を受け取れます。それ以外にも日常生活における盗難の被害や引越しなどで誤って壁に穴をあけてしまうなどの損害にも保険金が支払われる特約もあります。

いざというときに困らないよう、適切な保険金額が設定されているか、補償は過不足なくセットされているか、不要な特約は付いていないかなど、いま一度しっかり確認しましょう。

⇒火災保険の一覧、詳細はこちら

地震保険へのそなえも検討しよう

また、地震に対するそなえはどうでしょうか。地震が起きたときの補償は、火災保険では対応していないため、「地震保険」に別途加入しておく必要があります。地震大国である日本では、頻繁に地震が発生し各地で甚大な被害を引き起こしています。地震災害から建物や家財を守るためにも、地震保険に加入することをオススメします。

●火災・地震保険に加入するときや見直すときに読んでほしい!オススメコラム
・「分譲マンションの火災保険
マンションの火災保険は、分譲と賃貸で保険の掛け方が違います。その特徴とポイントをまとめました。
・「地震保険のしくみ②
地震保険を検討するときの重要なポイントをまとめました。



承認番号:SJNK19-80302
作成日:2019.9.12




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この記事を書いた人
小沢 美奈子(ファイナンシャル・プランナー)小沢 美奈子(ファイナンシャル・プランナー)

Bプランニング代表。大学卒業後、損害保険会社に約12年間勤務後、外資系損害保険会社で営業に従事。ファイナンシャル・プランナーとして活動開始後はWebや書籍などで記事執筆、セミナー講師、保険の見直し、家計相談などを行う。シニアや生活困窮者のライフプランにも力を入れる。趣味はカメラ。

出典


「平成30年版 消防白書」(消防庁)
https://www.fdma.go.jp/publication/hakusho/h30/

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