どこから加入する?「通販商品と対面商品、ネット商品の違い」

対面商品と通信販売・ネット商品に違いはあるの?

募集人との対面で保険に加入する場合と、郵送などの通販やインターネットで加入する非対面の場合とでは、どんな点に違いがあるのでしょうか。

通信販売やインターネットで加入できる商品とは?

保険会社の営業職員や代理店などの募集人と会うことなく、郵送や電話、インターネットで契約の手続きができる保険会社が増えてきました。インターネット専用で保険商品を扱うネット生保とよばれる保険会社もありますし、複数の保険会社の商品を扱う代理店が窓口となって郵送やインターネットで契約手続きが完結できる場合もあります。

このように、募集人と対面せずに郵送や電話での通信販売やインターネットで加入する非対面販売は、私たちの生活に浸透してきました。定期保険や終身保険、がん保険、医療保険、個人年金保険など、多くの保険種類が非対面で加入できるようになっています。しかし、すべての保険商品が対象という訳ではありません。

変額保険や外貨建て保険などのように運用性やリスクのある商品は、商品内容とリスクについて契約者に十分理解してもらう必要があるため、募集人との面談が必要となります。したがって、通信販売やインターネットでは加入できません。

また、非対面で申込みが可能な商品であっても、被保険者が非喫煙者の場合に保険料が割引となる健康体料率は、非対面では利用できません。非喫煙者かどうかの検査は、医師による診査が必要な契約の場合には医師が、その他の場合は募集人が被保険者と面談時に行うことになっているからです。

対面販売用の商品とは何が違うの?

私たちが保険に加入しようと申込んでも、必ず契約できるとは限りません。生命保険会社は、加入者全員の契約を公平に保つために、健康状態や職業、加入動機などを把握し、契約を引受けるかどうかの選択をしています。その際、被保険者の告知(商品によっては契約者も告知が必要)、場合によっては健康診断結果票、医師の診査が必要です。

中でも特に、募集人が契約者や被保険者と面接をすることでわかる身体の状態や生活の環境・状況などは、第1次選択となるため重要です。

募集人と対面しない非対面での加入の場合は、この第1次選択がないため、契約の形態がシンプルになっています。例えば、契約者と被保険者が同一人物での申込みに限られたり、医師の診査ではなく告知のみをするタイプ(健康診断結果票を後日提出する場合もある)であったりします。

保障の内容も、そういった形態で申込める範囲になるため、募集人と対面で申込むときよりも低めの保障額に設定されていたり、選べる特約の種類が少ない場合もあります。同時に、加入する人にわかりやすい商品内容でもあるといえます。ちなみに、非対面で加入する場合も募集人と対面で加入する場合も、商品と保障内容が同じであれば保険料は同額です。

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