<教えて!保険の見直し>「女性保険の見直しアドバイス」

女性保険・女性疾病特約を見直そう!

女性保険・女性疾病特約に入っている女性も少なくありません。「女性特有の病気を手厚く保障しているから大丈夫」と安心せず、ときどきは保障内容を見直してみるのも大事です。

Q・女性保険・女性疾病特約ってどんなもの?

女性疾病特約は、女性特有の病気や女性がかかりやすい病気による入院の際に保障が上乗せされる、女性疾病に手厚い特約です。手術の保障が上乗せされるものもあります。終身保険や定期保険、医療保険などに付加することもできます。

図表1 女性疾病の例

女性特有の病気の例乳がん、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮がん、卵巣のう腫、卵巣がん、妊娠・分娩の合併症等
女性がかかりやすい病気の例バセドウ病、慢性関節リウマチ、腎結石・尿管結石等

(対象となる疾病は保険会社で異なります)

最近は、医療保険に女性特有の病気や女性がかかりやすい病気、さらにはがんやがんを含む3大疾病の保障を手厚くする特約等をセットして、「女性保険」として販売する保険会社も増えています。中には、放射線治療や乳房再建手術まで保障する女性保険もあるほか、掛け捨てを嫌がる女性のために、健康祝金や生存給付ボーナスが受取れるコースなども用意されています。

Q・女性保険・女性疾病特約はどんなときに見直すべきですか?

女性保険・女性疾病特約の見直しが必要になるのは、主に表1のようなときです。いずれかに該当しないか、チェックしてみてください。

特に、今入っている保険が更新を迎えたときなどは、保障内容や付帯サービス等も進化している場合もありますので、見直しをしてみましょう。

表1 女性保険・女性疾病特約を見直すとき

<付ける見直し>
□20代~40代で女性疾病のリスクが高い時期
□入っている女性保険が更新を迎えたとき
□女性疾病の範囲がニーズに合っていないと気付いたとき
□特約や保障内容でもっとよい商品が出てきたとき
<外す見直し>
□2本の保険に女性疾病特約を付けていたなど保障のダブりに気づいたとき
□60代以降(女性疾病だけがリスクが高いわけではなくなるため)

「女性保険・女性疾病特約」不要論もありますが、あなた自身のリスクやニーズに合わせて考えましょう。特に出産期にある女性は、男性よりも入院リスクは高く、また、がんの罹患率が高いのは事実です。

逆にいうと、60代以降は女性疾病だけが怖い病気ではなくなります。そのため、例えば女性保険から医療保険+がん保険に切換えるのも1つの方法です。

Q・女性保険の見直しのポイントは?

女性保険・女性疾病特約の見直しを行う際には、まずは今入っている女性保険・女性疾病特約の保障の中身を確認してみましょう。次のような点をチェックしてみてください。

・「女性疾病」の範囲は?
・女性疾病の保障の内容(入院日額は?手術は?そのほかの保障は?)
・女性疾病以外の保障の内容(女性疾病でない入院・手術、がんの保障など)
・付帯サービスの中身

もし、最近の女性保険などで気になる商品がある場合は同じ点を調べてみましょう。乗換える際は保険料も重要なポイントですので、試算した上で見比べます。

自力で商品選びや設計ができない場合は、信頼できるFPや代理店に相談するとよいでしょう。

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