<教えて!保険の見直し>「自転車保険の見直しアドバイス」
自転車保険を見直しするときのポイントとは?
自転車保険は、自分のケガにそなえる傷害保険と、他人にさせたケガや物への賠償責任を補償する個人賠償責任保険からなります。今回は自転車保険を見直す時のポイントをご紹介します。
Q1. どんなときに自転車保険の見直しをすべきですか?
子どもが自転車に乗り始めたときや、自転車通学を始めたときなどは事故が心配です。親御さんが自転車保険に加入している場合は、加害者や被害者になった場合にも対応できるよう、子どもの補償もカバーしているか確認する必要があります。自動車保険の特約で個人賠償責任特約や自転車傷害特約に加入している方も補償が十分かどうか見直しましょう。
ロードバイクなどの高額な自転車を購入した場合、ロードサービスの有無や車両盗難などの補償もあったほうが安心です。自転車保険の中には、自転車のパンクやチェーン切れなどのトラブルによって、自力で走行できなくなった場合に自転車を無料で搬送してくれる自転車保険付帯サービスもあります。長距離を走行する機会のある方は加入を検討してみましょう。
家族型の自転車保険の場合、記名被保険者と生計を共にする同居の親族と別居の未婚(婚姻歴がない)の子が補償の対象となります。家族のだれかが結婚、離婚などした場合、見直しが必要になることがあります。
個人賠償責任保険には、火災保険や自動車保険の特約で加入している方も多いため、廃車するなど何かの都合で自動車保険や火災保険の契約を継続しない場合は、損害保険会社や交通安全協会などで加入できる自転車保険などへ新規加入の見直しをする必要があります。
同様に、クレジットカード会社のカード会員向け個人賠償責任保険に加入している場合も、クレジットカードの契約をやめるときには、他の保険に特約をセットする必要があります。
表 自転車保険の見直しが必要なときのまとめ
●子どもが自転車に乗り始めたとき
●ロードバイクなど高額な自転車を購入したとき
●家族の別居、結婚、離婚(家族型だった場合)
●自動車保険や火災保険などの契約が終わったとき
●個人賠償責任補償をつけていたクレジットカード契約をやめるとき
Q2. 自転車保険見直しのポイントは?
自転車保険の傷害補償と個人賠償責任補償は、他の保険と重複して入っていることもあるので、まずは今入っている火災保険や自動車保険の内容をよく確認しましょう。特に、火災保険は家を購入したときに何十年といった長期間の契約をしていることがあるため、補償内容を忘れがちです。
また、自転車保険に加入していても、内容をよく見ると傷害補償はなかったり、個人賠償責任補償の限度額が低かったりと、いざというときに困る補償内容のものもあります。保険料の安いものなどは、補償内容が不十分のことが多いため注意が必要。過去の賠償請求額から考えて、最低でも個人賠償責任補償は1億円以上をカバーしたいものです。
現状の契約内容がよくわからない場合はFPや保険代理店に相談し、無駄な保険料を払うことのないようアドバイスしてもらいましょう。
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子どもマネー総合研究会
執筆 三枝由紀子
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