自動車保険「交通傷害」
交通傷害保険ってどんな保険?
交通事故などで、けがをしたときのリスクに備えるのが交通事故傷害保険です。通常の傷害保険との違いは何か、補償の特徴や内容を見ていきましょう。
交通事故傷害保険の特徴は?
交通事故傷害保険は、車や電車など乗り物での事故や歩行中の交通事故でけがや死亡したときのための保険です。ここでいう乗り物とは、エレベーターやエスカレーターなども含まれます。
駅の構内(改札を入ってから出るまで)での事故もカバーしますので、ホームで転倒してけがをした、駅の階段を踏み外してけがをしたなどの場合でも補償されます。
つまり、交通事故傷害保険は、保険でカバーする事故を「交通事故」に限定していることが大きな特徴です。交通事故であれば、国内での事故はもちろんのこと、海外での事故でも補償されます。また、車や電車の火災でけがをしたときなどでも補償があります。
このように、日常生活の幅広い事故をカバーする普通傷害保険に比べると、交通事故傷害保険の補償範囲は限定されています。例えば、自宅の階段で転んでけがをした場合や、歩行中につまずいて転んでけがをした場合などでは補償されません。
ただし、補償範囲が狭い分だけ、普通傷害保険よりも保険料は割安になっています。
交通事故傷害保険の補償内容は?
交通事故傷害保険で補償される事故は、例えば下表のような事故です。
図表1:交通事故傷害保険で補償される事故
こんなときに補償されます(一例) |
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・車を運転中に、後ろからぶつけられてけがをした |
・死亡保険金:契約した保険金額の全額
・後遺障害保険金:後遺障害の程度により保険金額×一定割合(保険会社により異なる)
・入院保険金:入院保険金日額×入院日数(限度日数あり)
・通院保険金:通院保険金日額×通院日数(限度日数あり)
・手術保険金:入院保険金日額×所定倍率(入院・外来により異なる)
その他、「個人賠償責任保険」を特約で付けることができる商品であれば、日常生活で起きた事故で負った法律上の損害賠償責任に対する補償もカバーできます。
交通事故傷害保険に入った方がいいのは?
ここまで見てきたように、交通事故傷害保険はあくまでも交通事故のリスクに補償を絞った保険です。とはいえ、交通事故は年間で約50万件起きています(警察庁交通局「平成29(2017)年における交通事故の発生状況」より)。
自宅でのけがよりも、交通事故でけがをするリスクに絞って備えたい人ならば、普通傷害保険より保険料が割安な交通事故傷害保険が選択肢になります。
また、小さい子どものいる家庭で、都心部など交通量の多い地域に住んでいる人であれば、飛び出しなど交通事故のリスクは相対的に高くなります。そういったときに備えるためにも、交通事故傷害保険の利用を検討してもいいでしょう。
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