その他損害保険商品「普通傷害保険」
普通傷害保険ってどんな保険?
日常生活や仕事中のけがに備えるために入るのが、普通傷害保険です。どのようなときに補償される保険なのか、その特徴や内容を見ていきましょう。
普通傷害保険の特徴は?
普通傷害保険は、けがで入院したときや死亡したときなどに補償される保険です。一般的に傷害保険といえば、この保険のことを指します(以下、傷害保険と記載)。
補償の対象になるのは、「急激・偶然・外来」の事故でけがなどをした場合で、この3つを満たしたときに補償を受けられます。ここでいう急激・偶然・外来とは、次のような状況のことです。
・急激:けがをするまでに時間的間隔がなく、突発的に起きた事故
・偶然:予知できない、あるいは意思に基づかずに発生した事故
・外来:原因となる事故が、体の外部からの作用である事故
具体的には、車や自転車との接触、階段からの転倒、物の飛来などによるけがなどが該当します。また、有毒ガスを吸い込んで中毒を起こした場合でも、上記3つの要件を満たせば補償を受けられます。
保険期間は1年で、保険料は年齢・性別による違いはありません。ただし、保険会社によっては、職業の危険度(A級職=営業や事務など危険度が低い職業、B級職=タクシー運転手や建設作業者など危険度の高い職業)により保険料が変わる場合があります。
このように、傷害保険はあくまでも「けが」が原因で入院などした場合のみ補償が受けられるのが大きな特徴です。病気が原因の入院や死亡などは補償されないことは頭に入れておきましょう。
傷害保険の補償内容は?
傷害保険で補償される内容には、一般的に次のようなものがあります。
図表1 傷害保険の補償内容
種類 | 支払われる保険金 | 保険金支払いの要件 |
---|---|---|
死亡保険金 | 死亡・後遺障害保険金額 | 事故発生日から、その日を含め180日以内の死亡 |
後遺障害保険金 | 死亡・後遺障害保険金額×所定割合(保険会社により、後遺障害の程度によって4~100%) | 事故発生日から、その日を含めて180日以内に生じた後遺障害 |
入院保険金 | 入院保険金日額×入院日数(限度日数あり) | 事故発生日から、その日を含めて180日以内の入院 |
通院保険金 | 通院保険金日額×通院日数(限度日数あり) | 事故発生日から、その日を含めて180日以内の通院 |
手術保険金 | 入院保険金日額×所定倍率(入院手術:10倍、外来手術:5倍) | 事故発生日から、その日を含めて180日以内の手術 |
表中に示した通り、入院保険金、通院保険金が支払われるのは、事故の日からカウントして180日以内に入院・通院した場合ですが、保険会社によってはこの日数を1,000日以内としている場合もあります。また、入院日数や通院日数についても、保険会社により入院は180日、通院は30日あるいは90日など限度日数が設けられています。
なお、オプション(特約)を追加することで、結核や病原性大腸菌O-157などの食中毒(細菌性食中毒、ウイルス性食中毒)になったときでも、補償が受けられる場合があります。
傷害保険に入った方がいい人は?
傷害保険はけがをしたときの補償が中心です。そのため、野球、サッカー、スキーなどのスポーツを趣味とする人の他、通勤・通学や買い物など、毎日のように自転車に乗る人などは、傷害保険でけがのリスクに備えるといいでしょう。
また、傷害保険は、健康状態などの告知は不要です。健康上の理由から医療保険に入れない人でも、傷害保険に加入することでけがのリスクはカバーできます。
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