戸建てにおすすめの火災保険3選と失敗しないために必要な6つの視点
**「戸建てにおすすめの火災保険」**をお探しでしょうか。
さまざまなリスクから戸建てを守り、家族が安心して暮らせるようそなえるためには、「火災保険選びで失敗したくない」と感じている方は多いでしょう。
しかし、火災保険にはさまざまな種類があるうえ、違いがわかりにくいのが実際のところです。
そこでこの記事では「戸建て向けの火災保険を選ぶために必要な視点」を解説したうえで、「戸建てにおすすめの火災保険」を、わかりやすく解説します。
戸建てにおすすめの火災保険は、こちらの3商品をご紹介しています。
商品名 | THE すまいの保険 | トータルアシスト住まいの保険 | ホームアシスト(家庭総合保険) |
---|---|---|---|
保険会社名 | 損保ジャパン | 東京海上日動火災保険 | 楽天損害保険 |
ポイント |
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最後までお読みいただくと、今までわかりにくかった「火災保険選びの基準」が明確になり、所有する戸建てにぴったりの火災保険を選べるようになります。さっそく続きをご覧ください。
戸建ての火災保険を選ぶために必要な6つの視点
まず戸建ての火災保険を選ぶために必要な視点として、6つのチェックポイントをご紹介します。
6つのチェックポイント
- 必要な補償をカバーしているか?
- 不要な補償を外せるか?
- 質権設定ができるか?
- 費用保険金は充実しているか?
- 長期契約できるか?
- どんな特約をつけられるか?
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
(1) 必要な補償をカバーしているか?
まず基本となるのが**「必要な補償をカバーしているか?」**です。
火災保険で補償されるリスクの種類は、火災以外にも多岐にわたります。
リスク | 例 |
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火災 |
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風災・ひょう災・雪災 |
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水災 |
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盗難 |
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水濡れ |
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物体の飛来等 |
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騒擾(そうじょう) |
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破損・汚損 |
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たとえば、これらをすべてカバーしたいのであれば、すべてが補償内容に含まれる火災保険を選ぶ必要があります。
(2) 不要な補償を外せるか?
どんな補償をつけられるかとは逆に**「不必要な補償を外せるか?」**もチェックしましょう。
補償される項目を減らせば、その分、保険料を安く抑えることができます。
保険商品によっては、補償内容が基本セットになっていて、外せない補償があります。
とくに**「水災」「風災・ひょう災・雪災」**は、対象外にできない保険商品があるのです。
水災 | 基本セットに含まれていて外せない場合がある |
---|---|
風災・ひょう災・雪災 |
これらを対象外にしたい方には、注意して見ていただきたいポイントです。
(3) 質権設定ができるか?
住宅ローンを借りて戸建てを購入する場合、金融機関から火災保険に質権設定を求められることがあります。
質権設定とは、建物に損害が発生したときの保険金が、金融機関へ優先的に支払われるようにすることです。ローンの返済完了前に戸建てが損害を受けた場合でも、金融機関が借入金を回収できるようにするための仕組みです。
**質権設定が必要かどうかは、金融機関によって異なります。**もし必要であれば、質権設定ができる火災保険を選ぶことになります。
住宅ローンを借りて戸建てを購入する方は、金融機関に確認しましょう。
(4) 費用保険金は充実しているか?
**「費用保険金が充実しているか」**は、家族の暮らしを守っていくうえで、重要な意味を持ちます。
ここで費用保険金について、簡単にご説明しておきましょう。
保険金には「損害保険金」と「費用保険金」があります。以下の表をご覧ください。
損害保険金 | 保険の対象である建物や家財が損害を受けた場合に、その損害に対して支払われる保険金 |
---|---|
費用保険金 | 建物や家財の損害のほかに必要になったさまざまな費用をサポートするために支払われる保険金 |
たとえば、火災によって戸建てが損害を受けた場合について考えてみましょう。戸建てを修理するために支払われる保険金は**「損害保険金」**です。
しかし、火災による損害で実際にかかるお金は、戸建ての修理費用だけではありません。たとえば、修理している間は寝泊まりする場所がないので、ホテルに宿泊したとしましょう。
すると、ホテルの宿泊費がかかります。このような費用をサポートするのが**「費用保険金」**です。
費用保険金は、保険商品によって違いが出やすい点です。念入りに確認してみましょう。
(5) 長期契約できるか?
火災保険の契約期間は、最長で10年となります。長期契約を希望している方は、長期契約できる火災保険を選びましょう。
長期契約で保険料を一括支払いすると、その分、総支払い額は割安になることが多いです。
(6) どんな特約をつけられるか?
火災保険の多くには、**特約(オプション)**がつけられるようになっています。
たとえば、**「他人にケガを負わせて損害賠償責任を負った」「外出先で現金の入った財布を盗まれた」**というケースでも、それぞれ個人賠償責任補償特約や携行品損害特約
をつけることで補償が受けられるのです。
どんな特約がつけられるかどうかは、保険会社によって大きく異なります。
火災保険で日常生活のサポートまでまかないたいと考えている人は、特約に着目して火災保険を見てみましょう。
以上が、火災保険を選ぶうえでチェックしたいポイントとなります。
戸建てにおすすめな火災保険3選
前章でご紹介したポイントをもとに、戸建てにおすすめな火災保険を3つ、ご紹介します。
おすすめの火災保険
- THE すまいの保険(損保ジャパン)
- トータルアシスト住まいの保険(東京海上日動火災保険)
- ホームアシスト(楽天損害保険)
THE すまいの保険(損保ジャパン)
point!
- 戸建てでフォローしたい自然災害にしっかり対応
- 日常生活でのトラブルをサポートする特約が充実
- 戸建てのトラブル時に利用できる無料ダイヤルつき
- 新価
- 〇
- 建物長期契約
- 〇
- 家財長期契約
- 〇
- 戸建水災補償対象外
- 〇
- 風災等補償対象外
- ×
- 質権設定
- 〇
- 家財支払限度額式
- 〇
- 火災
- 〇
- 落雷
- 〇
- 破裂・爆発
- 〇
- 風災・ひょう災・雪災
- 〇
- 水災
- 〇
- 破損・汚損
- 〇
- 盗難
- 〇
- 騒じょう
- 〇
- 水ぬれ
- 〇
- 外部からの落下・飛来など
- 〇
費用保険金 |
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特約 |
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損保ジャパンの『個人用火災総合保険「THE すまいの保険」』は、戸建てにおすすめのポイントが多い火災保険です。
戸建てを守るために必要な自然災害への補償がしっかりしており、そのうえ、破損・汚損、盗難、騒じょうなどのトラブルにも対応。幅広い補償に対応しています。
戸建ての火災保険として付帯を検討する人の多い、以下の特約があるのも魅力的です。
類焼損害特約 | 火災を起こして近隣に損害を与えたときのための特約 |
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地震危険等上乗せ特約、地震火災特約 | 地震による損害の補償を手厚くする特約 |
建物に家財をセットして保険期間10年で契約すると、家財の保険料が安くなる割引制度もうれしいポイント。
さらに、戸建てで生活するうえでの困りごとやトラブルを相談できる**「すまいとくらしのアシスタントダイヤル」**つきで、以下のサービスを受けられます。
提供サービス
- 水回りのトラブル応急サービス
- かぎのトラブル応急サービス
- 防犯機能アップ応援
- 健康・医療相談、介護関連相談
- 住宅、法律、税務相談
- その他
管理人のいるマンションとは違い、すべてのトラブル対応を自分でやらなければいけない戸建ての暮らし。このようなサポートがあると心強いでしょう。
こんな人におすすめ!
- 戸建てを災害からしっかりと守りたい
- 生活上のトラブル時に対応を依頼できる窓口がほしい
トータルアシスト住まいの保険(東京海上日動火災保険)
point!
- 火災・水災・風災などの災害からしっかり戸建てを守る
- 充実の費用保険金で万が一のときにそなえられる
- 日常生活をサポートする付帯サービスが魅力的
- 新価
- 〇
- 建物長期契約
- 〇
- 家財長期契約
- 〇
- 戸建水災補償対象外
- ×
- 風災等補償対象外
- ×
- 質権設定
- 〇
- 家財支払限度額式
- 〇
- 火災
- 〇
- 落雷
- 〇
- 破裂・爆発
- 〇
- 風災・ひょう災・雪災
- 〇
- 水災
- 〇
- 破損・汚損
- 〇
- 盗難
- 〇
- 騒じょう
- 〇
- 水ぬれ
- 〇
- 外部からの落下・飛来など
- 〇
費用保険金 |
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特約 |
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- *
- 損害保険金とまとめてお支払いいたします。
- ※1
- 火災・盗難時再発防止費用補償特約のペットネーム。盗難・水濡れ等リスクを補償している場合にご契約いただけます。
「水災・風災」の補償を外す予定がない方におすすめなのが、東京海上日動火災保険の**『トータルアシスト住まいの保険』**です。
水災・風災の補償はセットになっているため対象外にできませんが、特約や費用保険金が充実しており、戸建てに適した火災保険になっています。
とくに、費用保険金はさまざまなケースに対応しています。たとえば以下のとおりです。
残存物取片づけ費用 | 損害が生じた建物や家財の残存物の取片付けに必要な費用 |
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失火見舞費用保険金 | 火災などで近隣に損害を生じさせてしまったときの見舞費用 |
損害拡大防止費用保険金 | 損害の拡大防止のために必要な費用 |
さらに、戸建てにはうれしい日常生活のサポートサービスも付帯しています。
原則無料のサービスがこちらです。
事故防止アシスト | 事故防止情報を提供 |
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メディカルアシスト | 体の「もしも」のときにサポート |
介護アシスト | 高齢者の生活支援や介護に関する家族の負担を軽減 |
さらに**「特約」**を付帯することで、以下のサービスも追加できます。
住まいの選べるアシスト | 損害保険金が支払われる場合に再発防止策を提供(住まいの選びるアアシスト特約※1) |
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緊急時助かるアシスト | カギや水回りのトラブルが発生したときにサポート(住まいの選べるアシスト特約をご契約いただいた場合に、自動セットされます。) |
住まいのサイバーアシスト | サイバートラブルが疑われる場合などに提携の専門会社に相談できる(ホームサイバーリスク費用補償特約をご契約いただいた場合に、自動セットされます。) |
こんな人におすすめ
- 費用保険金も充実した火災保険を選びたい
- 戸建てでの日常生活をサポートしてくれるサービスがほしい
ホームアシスト(楽天損害保険)
point!
- 水災リスクの度合いで保険料の無駄を省ける
- 楽天ポイントが貯まる
- .安心の無料サービス(ハウスアシスタンスサービス)
- 新価
- 〇
- 建物長期契約
- 〇
- 家財長期契約
- 〇
- 戸建水災補償対象外
- 〇
- 風災等補償対象外
- ×
- 質権設定
- 〇
- 火災
- 〇
- 落雷
- 〇
- 破裂・爆発
- 〇
- 風災・ひょう災・雪災
- 〇
- 水災
- 〇
- 破損・汚損
- 〇
- 盗難
- 〇
- 騒じょう
- 〇
- 水ぬれ
- 〇
- 外部からの落下・飛来など
- 〇
費用保険金 |
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特約 |
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**「水災リスクは低い地域に住んでいるけれど、念のために補償はつけたい」**という方におすすめなのが楽天損害保険の『ホームアシスト』です。
ホームアシストは、所在地の水災リスクにより保険料が異なる日本で初めての火災保険。水災のリスクが低い地域ほど保険料が低く設定されているので、保険料の無駄を省くことができます。
さらに、保険料の1%分の楽天ポイントが付与される点も、楽天ポイントを貯めている方にとってはうれしいポイント。
特約や費用保険金の内容も充実しています。たとえば、戸建ての防犯対策に使った費用が補償される**「防犯対策費用補償特約」や、近隣に延焼させてしまったときの「類焼損害補償特約」**などを付帯させることができます。
こんな人におすすめ
- 保険料のムダはできるだけ省きたい
- 楽天ポイントを貯めている
- 戸建てに合わせた特約をつけたい
戸建てにおすすめな3つの火災保険の比較表
戸建てにおすすめな3つの火災保険を比較すると、以下のとおりです。
商品名 |
THE すまいの保険 | ホームアシスト | トータルアシスト住まいの保険 |
---|---|---|---|
保険会社名 |
損保ジャパン | 楽天損害保険 | 東京海上日動火災保険 |
破損・汚損を対象にできる |
〇 | 〇 | 〇 |
水災を対象外にできる |
〇 | 〇 | × |
風災を対象外にできる |
× | × | × |
費用保険金 |
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特約 |
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詳細 |
詳しくはこちら | 詳しくはこちら | 詳しくはこちら |
それぞれの保険料は、戸建ての構造や所在地によって異なります。保険料の詳細は、一括見積りからご依頼ください。
書類で複数社の火災保険の見積もりを
作成可能です。
なお、ここでは戸建てにとくにおすすめの火災保険を厳選してご紹介しました。ほかの商品も検討したい方は「【2020最新】おすすめ火災保険が簡単に見つかる!人気ランキング」もあわせてご覧ください。
戸建ての火災保険を選ぶときの3つの注意点
最後に、戸建ての火災保険を選ぶときに注意したい3つの点をご紹介します。
3つの点
- 個々人の判断がとても重要になる
- 不明な点は専門家に相談する
- 保険料は一括見積りで比較して確認する
1つずつ詳しく見てみましょう。
(1) 個々人の判断がとても重要になる
火災保険を契約する際には、一人ひとりの判断が非常に重要になります。
というのも、火災保険はさまざまな保険のなかでも、カスタマイズ性の高い保険です。どんな契約内容にするのか次第で、そのあとに受けられる補償がまったく変わってきます。
そのうえ戸建ての住宅は、災害が起きれば何千万円という大きなダメージを受けるリスクがあります。
火災保険の中身をしっかり理解し、一つひとつの補償や特約を吟味して、何を選ぶのか判断していくことが必要です。
(2) 不明な点は専門家に相談する
「火災保険は中身をしっかり理解して選ぶのが重要」とわかっていても、なかなか細かい点まで把握しきれないのが正直なところ——、という方も多いでしょう。
そんなとき、積極的に使ってほしいのが**「火災保険の専門家」**の存在です。当社では、専門のアドバイザーが火災保険についてのご相談をおうかがいしています。
「自分にぴったりの火災保険にカスタマイズしたいけれど、やり方がわからない」そんなときには、ぜひお電話ください。
(3) 保険料は一括見積りで比較して確認する
火災保険を契約する前に必ずしておきたいのが、複数の保険会社の見積りを取ることです。
保険商品を選ぶだけで簡単に保険料が計算できればよいのですが、実のところ火災保険の算出は複雑です。
カスタマイズした補償内容のほかに、所在地、建物の構造などの要件によっても、保険料には差が出てきます。そこで、実際に複数の見積りを取り寄せることで、比較検討する必要性が出てきます。
一社ずつやりとりをして見積りを取るのは手間がかかりますので、ぜひ弊社の一括見積りをご利用ください。
最短で翌営業日にメールにて、お見積りをお届けいたします。
書類で複数社の火災保険の見積もりを
作成可能です。
まとめ
戸建ての火災保険でチェックすべき6つのポイントは次のとおりです。
6つのポイント
- 必要な補償をカバーしているか?
- 不要な補償を外せるか?
- 質権設定ができるか?
- 費用保険金は充実しているか?
- 長期契約できるか?
- どんな特約をつけられるか?
戸建てにおすすめな火災保険として、3つの商品をご紹介しました。
商品名 |
THE すまいの保険 | トータルアシスト住まいの保険 | ホームアシスト |
---|---|---|---|
保険会社名 |
損保ジャパン | 東京海上日動火災保険 | 楽天損害保険 |
戸建てにおすすめのポイント |
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詳細 |
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戸建ての火災保険を選ぶときには、次の3点にご注意ください。
注意点
- 個々人の判断がとても重要になる
- 不明な点は専門家に相談する
- 保険料は一括見積りで比較して確認する
戸建てで安心して暮らすためには、適切な火災保険の契約が欠かせません。この記事を参考に、あなたの戸建てにもっともおすすめな火災保険を選んでみてくださいね。
補償内容や保険料に納得したうえで、よい火災保険を選べるように、ひとつずつ検討を進めていきましょう。
-
20-T03664 2020年11月
出典
「患者調査(2017年)」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/index.html
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf
「医療給付実態調査(平成28年度)第3表」(厚生労働省)
https://www.nissen-life.co.jp/willnavi/learn_insurance/learn_lisk/prepare_sick/cancer_insurance04.html
「人口動態統計月報年計(概数)の概況」(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/gaikyou30.pdf
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