保険の契約事項について「コンプライアンスについて」
保険のコンプライアンスとは?
「コンプライアンス」は、直訳すると「法令遵守」です。 つまり、企業は法律や規則、社会のルールをきちんと守らなくてはならないということです。法律や規則の遵守はもちろん、反社会勢力との付き合いを許さないなど、「悪い事は一切しない」という企業姿勢は生保会社や損保会社に限らず、すべての企業に求められていることです。
保険会社はコンプライアンスを徹底する必要がある
保険会社や代理店、銀行など保険商品をあつかう企業は、その商品の性質から見て、厳しくコンプライアンスを徹底する必要があります。死亡保障・補償など保険の多くは高額の商品であり、契約も長期間にわたるため、企業と契約者の信頼関係が非常に大切だからです。
また、保険は、そのしくみや契約書の文面を見ても、複雑で難しい商品です。 すべてを完全に理解して契約したといいきれる人がどれくらいいるでしょうか。保険の契約においては、契約者よりも保険会社の方が商品知識の点で圧倒的に有利な立場にあります。だからこそ、保険会社には厳しく自らを律し、不正や不公平な契約が生じないよう常に努力する姿勢が求められます。
生命保険協会が定める生保会社の「基本行動」指針
①商品の提案・提供から支払いまでの適切なお客さま対応の推進 |
②お客さまや社会との相互理解の促進 |
③お客さま情報の適正な取扱いと保護の徹底 |
④コンプライアンスの推進 |
⑤反社会的勢力との関係遮断 |
⑥社会性等に配慮した安全・有利な資産運用の遂行 |
⑦環境問題への取組みの推進 |
⑧社会貢献活動の推進 |
⑨職員の人権尊重と活力ある職場環境の実現 |
⑩リスク管理の徹底 |
⑪再発防止の徹底と説明責任の遂行 |
どんな行為がコンプライアンス違反になる?
たとえば、保険を契約するときに、保険会社や代理店の担当者(募集人という)が契約者や被保険者に対して下記のような行為などをすると、コンプライアンス違反となります。
- ●保険の中身や契約上大切なこと(保険料、保険期間、保障・補償内容、保険金を支払わない場合など)について、事実と異なることを告げたり、故意に事実を告げないようにする
- ●契約上大切なこと(住所・氏名、病歴や事故歴、他の保険契約の有無など)について嘘を告げることをすすめたり、事実を告げないようにすすめる
- ●契約者に不利益となることを伝えずに、保険の乗り換えをすすめる
- ●保険料の割引・割戻し、金品やその他の特別の利益を提供したり、提供の約束をする
- ●他の商品と比べて有利な部分のみ説明し、不利な部分を説明しない
各社のコンプライアンス態勢を知っておこう
生保・損保各社はコンプライアンスを徹底するため、ホームページで自社のコンプライアンス方針や社内体制などを詳しく紹介しています。自分が契約している会社、あるいは契約を検討している会社が、顧客の信頼を得るためにどんな活動をしているのか1度確認してみてはいかがでしょう。
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子どもマネー総合研究会
豊田眞弓
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