医療保険とは「告知緩和型医療保険とは」

持病があっても入れる、引受基準緩和型 医療保険とは?

健康上の理由で一般の医療保険に加入できない人に向けて、健康状態の告知内容を限定することで、持病や既往症のある人でも加入しやすくした保険があります。これを「引受基準緩和型(ひきうけきじゅんかんわがた)」といいます。

持病があっても入れる、引受基準緩和型 医療保険の特徴

引受基準緩和型の医療保険の特徴は、次の通りです。

〇健康状態の告知項目が少ない(3~6項目など)。
〇加入してからから1年以内の入院や手術については、給付金額が50%削減される
〇加入前に発病した病気の再発や悪化による入院や手術でも給付金が支払われる
〇商品によって、職業においても引受基準が異なる。

商品のしくみ

①保険期間定期型(更新型)終身型
②入院給付金日額3,000円、5,000円、1万円など(※)
※加入してからから1年以内は、給付金額が50%削減
③1入院の限度額60日型が多い
④手術給付金一律型(5万円、10万円など)が多い(※)
※加入してからから1年以内は、給付金額が50%削減
⑤特約や特則詳しくは 特約の種類のページをご確認ください。

一般の医療保険より保険料が割り高

注意点は、一般の医療保険に比べて保険料が高くなるということ、また前述しているように各社によって引受内容が異なっていて保険料にも差がありますので、いくつかを比較して検討されることをお勧めします。

なお、医療保険には「引受基準緩和型」のほかに、健康状態の告知が全く無い「無選択型」もあります。引受基準緩和型でも加入できない場合は、告知が全く無い「無選択型医療保険」に加入する方法もあります。ただし無選択型の場合は既往症に関しては保障(補償)されません。
その他、医療保険は引受基準の違いによって以下のような特徴があります。

引受基準による医療保険の違い

一般の医療保険引受緩和型無選択型
健康状態の告知健康状態について告知がある限定的な告知のみ告知は全く無い
既往症への保障(補償)既往症がある場合は加入できないか、一部不担保などの限定条件が付く既往症についても保障(補償)される既往症については保障(補償)されない
保障(補償)期間定期型・終身型を選択できる定期型・終身型を選択できる定期型

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森田直子