その他損害保険商品「ペット保険」
ペット保険ってどんな保険?
家族の一員である大事なペットも、病気やケガのリスクはつきものです。そんなリスクにそなえるペット保険の特長やメリット、どんな人に向くか、あるいはそのトレンドについて整理しておきましょう。
ペット保険の特長とは?
ペットが動物病院でかかる診療費には、人間のような健康保険制度がありませんので、全額自己負担となります。長引く病気や入院、手術など医療費が高額になるケースも多いため、1995年以降、日本でもペット保険が販売されるようになりました。
表1 治療費事例
種類 | 診断名 | 治療内容 | 治療費合計 |
---|---|---|---|
ロングコート・チワワ | 異物誤飲による胃腸炎 | 診察、検査、麻酔、内視鏡手術、点滴、注射、内服薬など | 22万2,260円 |
柴犬 | アレルギー性皮膚炎 | 診察、検査、内服薬、薬浴など | 27万2,700円 |
アメリカンショートヘア | 外耳炎・耳血腫 | 診察、検査、内服薬、耳洗浄など | 11万5,500円 |
出典:楽天ペット保険 保険のお支払事例 より
ペット保険は通院、入院、手術に備える補償が主で、その他に誰かにケガを負わせてしまった場合などの賠償責任や、車いす作成費用補償、亡くなった時の火葬費用などを特約で補償してくれる商品もあります。
かかった治療費の何%を補償するかを示す補償割合により保険料が異なり、保険商品によって補償割合は50%、70%、90%などのプランがあります。また保険金の年間支払い限度回数や、1日あたり、または年間の支払限度額があるものなど商品は多様です。
ペット保険はどんな人に向く?
医療の高度化や室内飼育のためペットの寿命が延びており、医療費負担は増えることが予想されています。100万円を超えるような高額の診療費がかかったケースもあります。
また、初めてペットを飼う人は、ペットの具合が悪くても動物病院に行くべきかどうかわからないような場合もあります。そのような時に、ペット保険に加入していれば気軽に診察を受けることができます。病気を早期発見することで、早期治療につながります。
ペット保険のトレンドは?
ペット保険には高齢になるにつれて保険料が高くなるものが多いですが、高齢になったら保険料が変わらない保険商品も出てきています。ただ、加入できる年齢条件があるため、ある程度の年齢になる前に加入しておかなければなりません。
また、手術など高額な医療費に対応するため、手術費用と手術を含む連続した入院費だけ補償する保険などで、保険料を安くおさえられるものも人気になっています。
しかし、ペットの体調不良の際に保険に加入していることで気軽に動物病院に行くことができるようになるため、病気の早期発見、早期治療には通院補償もあったほうが安心です。大事な家族の一員であるペットのためにも、十分な補償を検討してみましょう。
免責・禁止事項
このページは、保険、金融、社会保険制度、税金などについて、一般的な概要を説明したものです。
内容は、2020年6月時点の情報にもとづき記載しております。定期的に更新を行い最新の情報を記載できるよう努めておりますが、内容の正確性について完全に保証するものではございません。
掲載された情報を利用したことで直接・間接的に損害を被った場合であってもニッセンライフは一切の責任を負いかねます。
文章、映像、写真などの著作物の全部、または一部をニッセンライフの了承なく複製、使用等することを禁じます。
保険商品等の詳細については、ニッセンライフへお問い合わせください。
子どもマネー総合研究会
執筆 三枝由紀子
willnaviを運営する保険代理店、ニッセンライフに保険でお悩みな点や疑問点を無料でご相談できます。