保険事故が起こったら?「火災が起きた場合」
自宅が火災にあったらどうしたらいい?
自宅が火事で燃えてしまったら…。
どんなに気をつけていても、万が一のことが起こる可能性はあります。いざというときに慌てなくてすむよう、手続きの流れを知っておきましょう。
まずは初期対応。次に損害保険会社に連絡を!
火災が起きたら、まずは初期対応で損害の拡大を防ぐことが最優先です。
鎮火して落ち着いてから損保会社に連絡し、保険金請求の手続きを進めましょう。その流れは下記の通りです。
①人命救助、消火活動、消防に連絡
火災が起きたら、まずは消防署に連絡をします。
同時にケガ人の救出や消火など、延焼や損害の拡大を防ぐよう務めましょう。ボヤなど自分で消火できた場合でも、後で保険金を請求するときに消防機関の発行する罹災証明が必要となる場合がありますから、必ず消防署に連絡をしておきましょう。
②損保会社に電話
次に損保会社に火災が発生したことを連絡します。
契約者名・証券番号・火災発生の日時や場所・損害状況などを伝えましょう。保険金支払いの対象となる保険や、請求に必要な書類、今後の対応や手続きについて説明やアドバイスをしてくれます。
③損保会社による損害状況の確認・調査
損害金額を算定するために損保会社の担当者または損害保険登録鑑定人という専門家が、現場で火災の発生原因や損害状況の確認をおこないます。
現場での立会いを求められることもありますので協力しましょう。火災の状況や程度によっては現場の状況写真や修理見積書などの書類で確認がすむ場合もあります。
④必要書類の作成・提出
必要書類をそろえて損保会社に提出します。
具体的には、保険金請求書・印鑑証明・罹災証明・建物登記簿謄本・事故内容報告書・修理見積書・現場の状況写真などです。保険の種類や火災の内容、損害の大きさによって必要な書類が変わってきますから、損保会社の担当者によく確認しましょう。
⑤支払額の決定後、保険金が支払われる
支払額が決定すると保険加入者の了解を得たうえで保険金が支払われます。
ただし、住宅ローンを組んでいる物件が火災にあった場合は、融資を受けた金融機関に「質権」があるため、保険金支払先が金融機関になる場合があります。住宅ローンの担当者にも火災発生の連絡をして、事前に相談しましょう。
自宅が火災に遭ったときの手続きの流れのまとめ
①人命救助、消火活動、消防に連絡 |
②損保会社に電話 |
③損保会社による損害状況の確認・調査 |
④必要書類の作成・提出 |
⑤支払額の決定後、保険金が支払われる |
「全損」の場合は新たに保険加入が必要です
建物が全焼し、保険金額の全額が支払われた場合(保険によっては80%以上の場合もあります)、その保険契約は終了となり、それ以降は新たな保険に入る必要があります。それよりも支払額が小さかった場合は、保険金が支払われたあとも保険契約は有効となり、それまでの保険金額がそのまま継続されます。
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子どもマネー総合研究会
豊田眞弓
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