がん保険とは「がんの年齢別罹患率」

がんにかかる人はどのぐらいいるの?

実際にがんにかかる人はどのぐらいいるのか、また生存率はどのぐらいなのか、統計数値を見てみましょう。

がんの罹患リスクと、がんで死亡する確率

がんの罹患リスクと、がんで死亡する確率

日本人が一生のうちにがんと診断される(がんに罹患する)確率は、男性65.5%(2人に1人)、女性51.2%(2人に1人)となっています。
これに対し、がんで死亡する確率は男性26.7%(4人に1人)、女性17.9%(6人に1人)です。

累積がん罹患リスク
(2019年データに基づく)
累積がん死亡リスク
(2020年データに基づく)
部位生涯がん罹患リスク(%)何人に1人か生涯がん死亡リスク(%)何人に1人か
男性女性男性女性男性女性男性女性
全がん65.5%51.2%2人2人26.7%17.9%4人6人
食道2.5%0.5%40人184人1.1%0.2%95人439人
10.0%4.7%10人21人3.4%1.7%30人60人
結腸6.5%5.9%15人17人2.2%2.1%46人48人
直腸3.8%2.3%26人44人1.1%0.7%88人151人
大腸10.3%8.1%10人12人3.3%2.7%30人37人
肝臓3.0%1.5%33人68人2.0%1.0%51人102人
胆のう・胆管1.5%1.3%66人76人1.2%1.0%86人104人
膵臓2.7%2.6%38人38人2.2%2.1%45人47人
10.0%5.0%10人20人6.4%2.5%16人40人
乳房(女性)11.2%9人1.7%60人
子宮3.4%29人0.8%128人
子宮頸部1.3%76人0.3%300人
子宮体部2.1%48人0.3%322人
卵巣1.6%62人0.6%179人
前立腺11.0%9人1.6%61人
甲状腺0.6%1.7%174人60人0.1%0.1%1384人703人
悪性リンパ腫2.3%2.1%43人48人0.9%0.7%107人140人
白血病1.1%0.8%94人133人0.7%0.4%152人247人

国立がん研究センターがん情報サービス「最新がん統計」

年齢別の累積罹患リスク

続いて現在年齢別にがんの累積罹患リスクを見てみましょう。 「累積罹患リスク」とは、ある年齢までにある病気に罹患する(その病気と診断される)おおよその確率のことをいいます。

現在40歳の人が10年後(50歳)までにがんと診断される確率は、男性が1.6%、女性が4.2%です。また50歳の人が10年後までにがんと診断される確率は、男性が5.2%、女性が6.7%です。年齢別に見ると50歳頃までは低い確率となっていることがわかります。

また、生涯で見ると男性の方ががんに罹患する確率が高いのですが、年齢別で見ると30代~40代では女性の方が高くなっています。この年代の女性は、女性特有のがんのリスクに注意が必要です。

年齢階級別累積罹患リスク 2019年*1

男性
現在の年齢10年後20年後30年後40年後50年後60年後70年後80年後生涯
0歳0.2%0.3%0.6%1.2%2.8%7.7%21.4%43.0%65.5%
10歳0.1%0.4%1.1%2.6%7.6%21.4%43.1%65.6%
20歳0.3%0.9%2.5%7.4%21.3%43.1%65.6%
30歳0.6%2.2%7.2%21.2%43.1%65.8%
40歳1.6%6.6%20.8%43.0%66.0%
50歳5.2%19.7%42.5%66.2%
60歳15.7%40.5%66.1%
70歳31.3%63.9%
80歳57.1%

女性
現在の年齢10年後20年後30年後40年後50年後60年後70年後80年後生涯
0歳0.1%0.3%0.7%2.3%6.3%12.5%21.4%33.3%51.2%
10歳0.1%0.6%2.1%6.2%12.4%21.4%33.3%51.2%
20歳0.5%2.0%6.1%12.3%21.3%33.3%51.2%
30歳1.6%5.7%12.0%21.0%33.0%51.1%
40歳4.2%10.6%19.7%32.0%50.4%
50歳6.7%16.3%29.2%48.5%
60歳10.4%24.3%45.2%
70歳15.9%39.7%
80歳30.5%

国立がん研究センターがん情報サービス「累積罹患リスク(グラフデータベース)」

*1 抽出条件:男女別・85歳以上丸め・ 全部位

がんの5年相対生存率

次に、気になる生存率を見てみましょう。がんに罹患した人のうち5年後に生存している人の比率は全体で6割以上です。部位別では、前立腺がんでは99.1%、乳がん92.3%と高い生存率となっています。一方で膵臓がんでは8.5%と、治癒が難しい部位もあります。
がんの治療技術は年々進化しており、がんが治癒する確率も上がっていますが、一方で再発や、長引く治療の負担が増えている現実もあります。

5年相対生存率(1993年~2011年診断例)*2(%)

部位男女計
全部位62.066.964.1
口腔・咽頭60.769.463.5
食道40.645.941.5
67.564.666.6
大腸(結腸・直腸)72.470.171.4
結腸72.869.471.2
直腸71.771.971.8
肝および肝内胆管36.235.135.8
胆のう・胆管26.822.124.5
膵臓8.98.18.5
喉頭81.881.781.8
29.546.834.9
皮膚 *394.494.694.6
乳房(女性のみ)92.392.3
子宮78.778.7
子宮頸部76.576.5
子宮体部81.381.3
卵巣60.060.0
前立腺99.199.1
膀胱76.563.073.3
腎・尿路(膀胱除く)70.464.868.6
脳・中枢神経系34.137.435.6
甲状腺91.395.894.7
悪性リンパ腫66.468.667.5
多発性骨髄腫41.943.642.8
白血病43.444.944.0

全国がん罹患モニタリング集計 2009-2011年生存率報告(国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター, 2020)独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「地域がん登録精度向上と活用に関する研究」平成22年度報告書


*2 以下を除外した解析: DCO,第2がん以降 ,悪性以外,上皮内がん(大腸の粘膜がんを含む),年齢不詳および100歳以上,または遡り調査患者。
*3 悪性黒色腫を含む

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森田直子