がん保険とは「がんの平均入院日数」
がんの平均入院日数と三大治療
もしもがんになってしまったら、治療方法や入院、手術など、がん治癒に向けて決めなければいけない事や、覚悟すべきことがたくさんあります。
入院する事になったらどのぐらいの期間入院するのか、また現在のがん治療の傾向についても、事前に知っておくことで様々な対策を取ることに繋がります。
がんの平均入院日数
厚生労働省の「患者調査/2017年」によると、例えば、胃の悪性新生物による平均入院日数は19.2日です。ただしこれは全年齢における平均値で、35~64歳の例で見ると13.0日と比較的短期間であることがわかります。その理由は、現在のがん治療方法が、通院を中心とする治療方法に変わってきたためです。
傷病別・年齢階級別平均在院日数
(単位:日)
傷病名 | 総数 | 男性 | 女性 | 0~14歳 | 15~34歳 | 35~64歳 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
胃の悪性新生物 | 19.2 | 17.1 | 24.3 | 8.1 | 12.5 | 13.0 | 20.8 |
結腸及び直腸の悪性新生物 | 15.7 | 15.2 | 16.3 | 8.8 | 12.7 | 11.7 | 17.1 |
肝及び肝内胆管の悪性新生物 | 16.9 | 16.0 | 19.3 | 15.7 | 36.5 | 13.0 | 17.1 |
気管、気管支及び肺の悪性新生物 | 16.3 | 16.3 | 16.3 | 12.5 | 9.7 | 13.3 | 17.1 |
乳房の悪性新生物 | 11.5 | 12.5 | 11.5 | 5.5 | 7.1 | 8.4 | 15.7 |
厚生労働省「患者調査 2017年度」
がんの三大治療
現代のがん治療の中心は主に「手術(外科治療)」「薬物療法(抗がん剤治療)」「放射線治療」です。これらは、がんの三大治療と言われています(この他の治療方法もあります)。
とくに、「薬物療法(抗がん剤治療)」や「放射線治療」は通院治療で行われることが多く、がんになったら、手術や入院のほかに、長期間の通院が必要になる可能性がある、という事を押さえておく必要があります。
三大治療 | ・手術(外科治療) ・薬物療法(抗がん剤治療) ・放射線治療 |
その他の 治療例 | ・薬物療法(ホルモン剤、免疫賦活剤(めんえきふかつざい:免疫力を高める薬剤)等) ・造血幹細胞移植 ・免疫療法 ・代替療法(健康食品やサプリメント) |
このように、がんには様々な治療方法がありますが、医師と相談しながら自分に適した治療方法を選択していくことになります。また最先端の先進医療や自由診療による治療方法もあります。
どれを選べばいいかわからない、他の医師の診断や治療法を再確認したいなどの際にはセカンドオピニオンの積極活用をお勧めします。
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森田直子
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