がん保険とは「がん治療」

先進医療と自由診療

がんの治療方法には様々な方法がありますが、最新の治療方法を試したいという方に向けて、先進医療や自由診療による治療方法がありこれらを選んだ場合は、通常よりも医療費が高額となります。こうした費用を保障(補償)することも、がん保険の役割です。

先進医療とは?

先進医療とは、特定の大学病院などで研究・開発され、実施されている先端医療のうち、厚生労働大臣の承認を受けたもののことをいい、平成29年7月1日現在で104種類あります。この先進医療にかかる費用は全額自己負担となります。

最先端といわれるような先進医療での治療方法を受けたい場合、医療費が一気に高額となることがあります。なお、実際にかかる先進医療の技術料は、種類や実施している医療機関によって異なりますが、以下に先進医療の費用事例を挙げておきますので参考にしてください。

<先進医療にかかる技術料の例(1件あたりの費用)>
陽子線治療 約276万円
重粒子線治療 約309万円
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 約55万円

厚生労働省「第49回先進医療会議資料 平成28年度(平成27年7月1日~平成28年6月30日)実績報告」

先進医療の実績
実績報告対象期間 2015.7.1~2016.6.30
先進医療技術数 100種類
実施医療機関数 811施設
全患者数 24,785人
総金額 約252億円
保険外併用療養費の総額(保険診療分) 約67億円
先進医療費の総額 約184億円
1入院全医療費のうち先進医療分の割合 73.20%

注:1. 1施設で複数の先進医療技術を実施している場合でも、1施設として計上。
  2. 先進医療Aと先進医療Bの両方を実施している場合でも、1施設として計上。
中央社会保険医療協議会「平成28年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」/平成29年1月12日

先進医療の費用は全額自己負担

「先進医療」にかかる費用は、患者が全額自己負担することになりますが、診察料、検査料、投薬料、入院料などは公的医療保険が適用され、この部分については高額療養費制度の対象となります。この点が自由診療とは異なります。

なお、厚生労働省に届け出た医療機関以外で先進医療と同様の治療・手術などを受けても先進医療とは認められません。また、医療技術ごとに対象となる症状等があらかじめ決まっていますので、該当しなければ先進医療とは認められません。先進医療と認められない場合は、全てが公的医療保険の対象外となり、診察料を含め全額自己負担となります。

自由診療とは

自由診療とは、厚生労働省が承認していない治療や薬を使用する方法で、治療費をはじめ診察、検査、投薬、入院なども含めて全額自己負担となります。
自由診療では、海外などで効果が確認されているあらたな治療法や化学療法などの最先端の治療や、質の高い治療も可能となります。こうした治療法について、日本で認可が出るまで時間がかかるケースも多いことから、自由診療を選択する人も増えています。

自由診療の例

●海外で高い効果の出ている新しい抗がん剤
●認可外の部位や、陽子線、重粒子線など一部の放射線治療
●免疫療法(部位などによって一部は先進医療)
●増殖するウィルスを使ってがんを治すウィルス療法
●高精度のロボットアームに小型の放射線治療装置を搭載しあらゆる方向から腫瘍に集中的に放射線を照射できるサイバーナイフによる治療、など

なお、新たな治療法に対して、患者が申出ることで保険診療と併用できる「患者申出療養制度」が平成28年4月から始まっています。

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有限会社エヌワンエージェンシー

森田直子

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