加入手続きについて「損害保険の引受けについて」

損害保険の引受制限はどうなっている?

損害保険にも商品によってさまざまな条件によって保険加入を制限される引受制限があります。主な商品の引受制限についてみていきます。

自動車保険の加入の際にはどんな制限がある?

自動車保険の加入の際にはどんな制限がある?

自動車保険の引受制限には、1年間に複数回の事故を起こした場合などがあります。また事故の発生状況に応じて決められるノンフリート等級区分によっては加入できないケースもあります。

ノンフリート等級は1等級から20等級(保険会社によってはそれ以上)まであり、初めて自動車保険に加入された場合は6等級または7等級となります。保険を使わなければ等級が上がり、事故などにより保険を使うと下がる仕組みになっています。ノンフリート等級が1等級まで下がってしまうと自動車保険加入が難しい場合がありますのでご注意ください。

また初年度登録年月から15年以上など保険会社が定めた一定期間が経過した車については、車両保険に加入できない場合もあります。他にも車両料率クラスが高い高級車や、市場販売価格相当額が1,000万円を超える高級車も、車両保険に加入できない場合があります。

火災・地震保険の加入の際にはどんな制限がある?

地震保険は単独で加入できません。火災保険とセットで申込む必要があります。

また、空き家は管理状態などで火災保険に加入できるかどうか異なります。一時的に空き家になっているがまた居住する予定がある場合や、定期的に空き家の管理がされている場合は、一般の住宅と同じ住宅火災保険や地震保険に加入することができます。

一方、住む予定がない空き家の場合は、住居ではなく店舗や事務所など住宅以外の一般物件とみなされ、住宅火災保険より割高な普通火災保険などへの申込となり、この場合、地震保険には加入できません。人が住めないくらい管理状態の悪い空き家の場合は、火災保険にも加入できないこともあります。

他にも、大規模地震対策特別措置法に基づく警戒宣言が発令されたときは、東海地震に係る地震防災対策強化地域内に所在する建物または家財について、地震保険の新規・増額での引受けはできないといった制限もあります(前年同条件での更改契約を除きます)。

海外旅行保険にも引受制限が!

海外旅行保険の引受制限には、スカイダイビングやロッククライミングなど危険なスポーツなどする場合や渡航する国による引受制限などがあります。割増料金を払うことで加入できる場合もありますので、加入前によく保険会社によく相談してみましょう。インターネットで手軽に加入できる海外旅行保険の場合、70歳以上の高齢の方は加入できないケースもあります。

また、現在けがや病気で医師の診療、診察、投薬を受けている場合も加入できないケースがあります。観光や商用目的での渡航で保険期間が長期間になる場合も、加入出来ないケースがあるなど、様々な制限があります。

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