保険を見直すには?「損害保険の見直しの流れ」

損害保険の見直しのながれを知っておこう!

損害保険を見直そうと思ったとき、どういった手順で見直したらいいでしょうか。見直すときの考え方や、手順について見ていきます。

身のまわりのリスクを考える

損害保険を見直す場合、いきなり今の補償の一部をはずしたり、よく考えずに新しい保険に加入してしまうのは上手な見直し方法とはいえません。損害保険の見直しは、次のような手順で進めます。

Step1:身の回りのリスクを考える
Step2:現在の補償内容を確認する
Step3:不足する補償を追加する

それでは、各ステップについて整理しておきましょう。

Step1 身の回りのリスクを考える

最初に、自分や家族の生活にはどのようなリスク(損害)が潜んでいるのかを考えてみましょう。リスクの種類や程度は、住まいの周辺環境(都心部・山間部)、生活スタイル(車の所有の有無など)によって違ってきます。

たとえば、住まいが河川の近くにあるのであれば、床上浸水など水災のリスクは高くなります。とはいえ、最近では大型台風やゲリラ豪雨などが頻発する傾向ですから、都心部に住んでいたとしても、強風や浸水による住まいへの損害はないとはいえません。

通勤や買い物など日常的に車に乗る人なら、交通事故で他人や他人の物へ損害を与えるリスクへのそなえは必要です。また、運転に自信があったとしても、豪雨や豪雪などの自然災害で車に損害が出ることもあります。

今入っている補償内容を確認する

Step2 現在の補償内容を確認する

次に、いま自分自身や家族が入っている損害保険の補償を整理します。加入中の補償内容を確認する方法としては、保険証券やインターネットのマイページなどがあります。確認ポイントは次のような点です。

保険期間:補償はいつまで続くのか、更新はいつなのか
補償内容:保険金が支払われる損害、保険金の額、特約の有無
保険料:月払、年払、一括払など、いくら払っているのか

この中でいちばん大事なのは補償内容です。Step1で洗い出したリスクをカバーできる補償になっているかどうかがポイントになります。

保険証券などの見方や、補償内容について理解できないことがあれば、保険会社へ問い合わせてみましょう。

保険はどこで入る?

Step3 不足する補償を追加する

そなえるべき補償が洗い出せたら、具体的な商品選びになります。希望する補償が今の保険に特約をつけることで満たせるのか、あるいは新規に契約することになるのか。保険料は家計に見合ったものかどうかなどをチェックしつつ、いくつかの商品を比較し選びます。

見積もりや比較は、インターネットでも試算できるほか、複数の保険会社の商品を取扱う保険ショップなどで見積もりをもらうこともできます。

普段、仕事が忙しく、店舗に足を運ぶことが難しい人はインターネット、対面でプロのアドバイスを受けながら相談したい人は保険ショップがいいでしょう。

損害保険の見直し

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子どもマネー総合研究会

豊田眞弓