保険を見直すには?「生命保険見直しの方法」
生命保険の見直し方法を知っておこう
保障ニーズの変化に合わせて生命保険の見直しを行うには、いくつかの方法があります。ここではそれぞれの概要を押さえておきましょう。
保障を増やす見直しは「増額」「特約の中途付加」「新規契約」
保障を増やすための方法としては、次の3つがあげられます。
●増額
元の契約の保障額を増やすことを「増額」といいます。増額をする場合は、その時に再度告知または診査が必要になり、増額分の保険料は、増額した時点の年齢で計算されます。なお、増額ができない保険会社もあります。
●特約の中途付加
今の保険に医療保障やがん保障などの特約を付けたり、家族型の特約を付けて保障を充実させることがあります。内容によっては告知や診査が必要であるほか、付加した保障に関して追加の責任準備金が必要になる場合もあります。特約の中途付加を取り扱っていない保険会社もあります。
●新規契約
別の保険を新規に契約することでも、保障額を増やしたり、保障内容を充実させることが可能です。新規で契約した分、保険料も増えます。
貯蓄型保険なら「転換」「払済」「延長」という方法も
解約返戻金がある貯蓄型保険に入っている場合には、「転換」「払済」「延長」という見直しができる場合もあります。
●転換
加入している保険の積立金(解約返戻金)を「転換価格」として下取りし、新しい保険の一部にあてることをいいます。告知または診査も必要で、保険料は転換時点のものになります。予定利率は引き継がれません。保険会社によっては転換制度を取り扱っていない会社もあります。
●払済保険
今の保険の解約返戻金をもとに、保険期間を変えずに保障額を小さくした保険に変更することです。払済保険に変更したあとは、保険料の払い込みは不要になります。また、元の保険の予定利率は引き継がれます。ただし、解約返戻金が一定以上ないと払済保険にすることはできません。ほかにも、保険会社や保険種類によって払済保険に変更できないこともあるため、確認が必要です。
●延長保険
解約返戻金をもとに、死亡保障のみの定期保険に変更することを延長保険といいます。以後の保険料の払込は不要です。死亡保障額は元の保険と同じですが、多くの場合、保険期間は短くなります。解約返戻金が一定以上ないと延長保険にできません。また、保険会社や保険種類によってはあつかっていないこともあります。
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子どもマネー総合研究会
豊田眞弓
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