2018年4月「トンチン年金って、どんな年金?」

最近話題のトンチン年金とはどんな保険?

日本人の寿命は延びつつあり、「人生100年時代」に突入しました。長生きできるようになったのはいいことですが、老後の生活費を確保できるか心配です。その方法の1つとして、トンチン年金が注目されています。

トンチン年金が注目される時代背景とは?

トンチン年金が注目される時代背景とは

日本人の平均寿命は、2016年の簡易生命表によると、男性80.98歳、女性87.14歳と、男女とも過去最高を更新しました。この数字だけを見ると、「人生90年」でいいではないかと思うかもしれませんが、そうではありません。100歳以上の人口も年々増加しており、2017年9月15日時点で約6万7,000人、前年より約2,000人増でした。100歳以上の高齢者数は今後も増え続け、国立社会保障・人口問題研究所は、2050年には約50万3,000人になると推計しています。

国は2017年9月、「人生100年時代構想会議」を設置、100歳超の長寿時代を見据えた経済・社会システムを実現するための政策のグランドデザインに係る検討をスタートしました。国自体が「人生100年時代」になると想定しているわけです。

今後、国がどのようなグランドデザインを描き、どのような政策を実現するかはわかりませんが、老後の生活費の柱である公的年金は減っていかざるを得ないでしょう。つまり、老後資金作りに、さらなる自助努力が求められるということです。

こんな時代背景の元、トンチン年金(トンチン保険ともいう)を取扱う生保会社が現れ、注目されているのです。

トンチン年金は長生きするほどおトク!

トンチン年金の始まりは17世紀のフランスです。当時のフランス政府は、長生きするほど多くの利息を受取れる国債を発行しました。これは、イタリア人の銀行家ロレンツォ・トンティが考案したもので、「トンチン」の名称は彼の名前が由来です。

トンチン年金は、国債を購入した人のうち、長生きした人は死亡した人の分の利息を受取れるため、長生きすればするほどおトクな仕組みです。そして、最後まで生きていた人が、購入者全員の利息を受取るのです。ただし、途中で死亡しても、国債の購入代金(元本)は返済されません。

近年、注目されている生保会社のトンチン年金は、この仕組みと全く同じではありません。保険料払込期間中の死亡保障は行わず、解約返戻金は従来の個人年金保険の7割程度に抑えることでトンチン性(長生きのおトク度)を高め、長生きするほど受取る年金総額が多くなっておトクという点は共通しています。

公的年金と同じように、死亡するまで(一部の商品は除く)年金が受取れる安心感はメリットですが、保険料は高い、80代後半から90代半ばくらいまで生きないと元は取れない、今の低金利を長期間にわたって固定することになる、インフレになると年金の価値が下がるデメリットがあることを理解して利用する必要があります。下にA商品の契約例を上げておきます。

A商品の契約例

●5年保証期間付終身年金……年金額 60万円
保証期間内(5年)に確実に受け取れる金額 300万円


月払い保険料(50歳契約・70歳払込満了&年金開始) 男性 5万790円
女性 6万2,526円
保険料総額(払込期間20年) 男性 1,218万9,600円
女性 1,500万6,240円
元が取れる年齢 男性 90歳
女性 95歳
100歳時の返戻率 男性 147.7%
女性 120.0%

※2018年1月現在の情報を元にニッセンライフが作成

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