死亡に関する保険「定期保険」
定期保険ってどんな保険?
死亡保険の中で比較的シンプルなのが定期保険。その特徴やメリット、どんな人に向くか、あるいはそのトレンドについて整理しておきましょう。
定期保険の特徴やメリットは?
定期保険は、一定期間の死亡・高度障害保障を確保できる保険です。保険期間が短い定期保険には解約返戻金はなく、「掛け捨て保険」と呼ばれています(長期の定期保険は解約返戻金がある場合もあります)。
保険期間には5年、10年、15年、20年、30年などの「年満了」と、60歳、65歳など自分の年齢で満了時期を設定する「歳満了」があります。また、一定期間ごとに更新する「更新型」と、30年など長期で契約する「全期型」があります。「更新型」は保険期間が終了すると同じ保障内容で一般的には80歳まで自動更新できますが、更新時にその時点の年齢で再計算され保険料が上がっていきます。
定期保険のメリットは、割安な保険料で死亡・高度障害に対する保障をカバーできることです。そのため、高額の保障を割安にカバーするのに向いています。同じく割安に高額保障をカバーする保険としては、収入保障保険もあります。収入保障保険は、保険金を遺族年金のように受け取れる保険です。
図表1 更新型と全期型のイメージ
定期保険はどんな人に向く?
保障設計において、定期保険はどんな人に向く商品でしょうか。3つの例を挙げてみます。
1・子どもが誕生した一家の大黒柱
高額な死亡保障を割安にカバーするには収入保障保険が向きますが、これと定期保険を組み合わせる方法があります。遺族の生活費の保障分を収入保障保険、子どもたちに残す教育資金を定期保険で上乗せするのも一法です。あるいは、2人目、3人目の子が産まれて自立するまで親の死亡保障を上乗せしたい場合も定期保険が効果的です。
2・子どもが幼い時期の死亡保障をカバーしたい主婦
家計の関係で自分自身の保障を節約する専業主婦やパート主婦がいますが、どんなに厳しくても、最低でも末子が中学校を卒業するくらいまでは500万~1,000万円程度の死亡保障はカバーしておきたいもの。この時も定期保険を上手に活用しましょう。
3・一定期間の上乗せ保障が必要な人
会社員から自営業になったときや、親を扶養するようになったことで死亡保障を上乗せしたいなど、さまざまな理由で死亡保障を上乗せしたい場合に定期保険は有効です。
トレンドはリスク細分型!
最近の定期保険は、「リスク細分型」が増える傾向があります。健康体でタバコを吸わない人は死亡リスクが小さいというデータなどから、一部の保険会社が取り扱っています。健康体はBMI値(身長と体重の割合)と血圧などで判断されます。他にも自動車免許がゴールドだと安くなる保険会社もあります。
リスク細分型でも保険会社の基準や割引率も異なるため、複数の試算を比較して選ぶことが大事です。
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