死亡に関する保険「逓減定期」
逓減定期保険ってどんな保険?
死亡保障の保険の中では、あまり馴染みのない逓減定期保険。その特徴やメリット、どんな人に向くか、あるいはそのトレンドについて整理しておきましょう。
逓減定期保険の特徴やメリットは?
逓減定期保険とは、読んで字のごとく、受取る死亡保険金額が徐々に減っていくタイプの定期保険です。通常、必要死亡保障額は年々減っていくといわれています。その必要額に合わせた形で保障を準備することができるので、合理的な保険ともいえるのが、この逓減定期保険です。解約返戻金はなし、もしくは少額なことが多く、ほとんどの場合掛け捨てになります。その分、保険料を安く抑えることができます。
受取る死亡保険金額が徐々に減っていくタイプの保険は、ほかにも収入保障保険がありますが、大きな違いはその受取り方です。収入保障保険は死亡保険金を一括で受取る、一部一括で受取り、残りは年金として受取るなど選択することができますが、逓減定期保険の場合は全額一括受取りとなります。
もう1つの大きな違いは、保障額が加入何年後から、どれくらいの割合(逓減率)で減っていくのか選択できることです。年数や逓減率は商品によってさまざまですので、自分のライフスタイルに合わせて選択することが大切です。
図表1 逓減定期保険のイメージ
逓減定期保険はどんな人に向く?
保障設計において、逓減定期保険はどんな人に向く商品でしょうか。2つの例を挙げてみます。
1・小さな子どもがいる一家の大黒柱
高額な死亡保障を割安にカバーできるという点で逓減定期保険は向いています。子どもの成長とともに保障額も減っていく形になるので、逓減率や逓減方法をチェックしてわが家に適した保障プランを検討するといいでしょう。
2・住宅ローンを借りる人
住宅購入時は、住宅ローンを組む金融機関の団体信用生命保険(団信)に加入するのが一般的ですが、フラット35のように団信が外せるローンもあります。団信に入らない場合は、この逓減定期保険を検討してみましょう。団信に加入するよりも保険料を安く抑えられるケースもあります。
取扱会社が少なめな点は要注意
仕組みのわかりやすい収入保障保険ができてからは、この逓減定期保険は取扱う会社が少なくなる傾向にあります。ただ、保障内容については決まった割合で減っていく収入保障保険に対して、逓減定期保険では、その商品や設定するタイプによってさまざまです。自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことができます。
またこの保険は、終身保険や定期保険などの主契約の保険に、特約として提供されていることもあります。
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