医療保険「医療保険選択のポイント」

自分にあった医療保障(補償)はどうやって決める?

医療保険は、商品の種類が多くバリエーションも豊富な分、どのような商品を選んだらよいか迷うところでしょう。ここでは数多い医療保険商品の中から、自分に合った商品の選び方のポイントを解説します。

自分に合った商品選び3つのポイント

自分に合った商品選び3つのポイント

医療保険を選ぶ際には、主に次の3つのポイントを見極めることで、自分に合った商品を概ね判断することができます。

1、「自分に必要な保障(補償)」が何かを見極める
現在各社の医療保険は、病気やケガによる入院と手術に対する給付金が基本保障(補償)となり、そこに先進医療や通院給付金などの特約を追加して行く商品が主流となっています。しかし最近は、基本保障(補償)に最初から先進医療が組み込まれていたり、入院保障(補償)の取り外しができたりするなど、選択の幅が広がった商品が増えてきているようです。保障(補償)は多く付いているに越したことはありませんが、付ければ付けるだけ保険料も高くなります。したがって、予算や付帯したい保障(補償)など、優先順位などを決めて加入することが大切です。

2、「保険期間」の設定ポイント
医療保険の保険期間は大きく分けると、10年など一定期間ごとに満期を迎えながら更新する「定期型(更新型)」と、一生保障が受けられる「終身型」の2つが存在します。どちらの型を選ぶかは、加入時の年齢で判断することが一つの指標になります。例えば、「更新型」の医療保険は、更新時に保険料が再計算され、その都度保険料も上がって行く仕組みです。若いうちは割安な保険料で入れるメリットはありますが、更新の度に保険料は上がって行き、次第に経済的な負担は大きくなります。一方「終身タイプ」は保険料が一定であるため、保険料が上がる心配もなく安心です。一般的には、保険料が一定の「終身型」で備えておくことがおすすめです。

3、「保険料の払込方法」をどのタイプにするか
医療保険の払込方法では「月払」「半年払」「年払」の中から選ぶ商品が多くあります。保険料の安さから言うと、月払より半年払、半年払より年払というように、まとめて払うほどお得になります。年払を選ぶことで合計保険料は安くなりますが、その分一度に支払う保険料の負担は大きくなるものです。それより月払で毎月自動的に引き落としされた方が、気分的に楽という考え方もあるでしょう。ご自身の家計の状況などを見極めた上で、選ぶとよいでしょう。

古い医療保険は新しい商品に切り替えるべき?

医療保険は日々進化しているため、加入し直すことでより手厚い保障(補償)を得られることもあります。例えば、既存の商品では先進医療特約給付金の限度額が通算1,000万円だったのに対し、新商品では2,000万円まで引き上げられたケース、他にも一時金特約の保障(補償)が既存の商品より手厚くなった商品など、切り替えることで最新の保障(補償)が得られる場合もあります。
それに対して新商品に切り替えない方が良いケースもあります。一例としては、現在加入している医療保険の保障(補償)開始後に病気をした人などです。今加入中の保険の契約開始後に病気にかかった人は、新しく保険に入る際に改めて審査を受けることで、特定の保障(補償)が受けられなくなったり、あるいは契約そのものが引き受けされなかったりすることもあるからです。この場合は、現存の契約を継続する方が有利となることを覚えておきましょう。

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小澤美奈子